県議会開会日の提案説明
平成12年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【5.平成12年度9月補正予算】

(1)総括概要及び規模

 続きまして、9月補正予算についてであります。

 本県におきましては、当初予算編成時に「財政健全化計画」を策定し、平成16年度の収支均衡を目標に、本年度から、歳出の削減や県債の抑制に取り組むなど、全力を挙げて財政の健全化を推進しております。

 9月補正予算は、こうした状況の中、地方交付税等の若干の増収があるものの、県税収入は今後の動向を見極める必要があり、9月補正の財源としては活用できない状況にあるほか、県債の活用は最小限にとどめる必要があるなど、大変厳しい財源状況の中での編成となりました。このため、当初予算編成時に策定した財政健全化計画の着実な推進を基本とし、限られた財源の中で、社会問題等に対応するため県として緊急に取り組むべき事業や、IT革命への対応など当面する県政の緊急課題に対応するための事業を中心に編成したところであります。

 この結果、一般会計補正予算の規模は、222億7,000万円で、これを加えました本年度予算の累計額は、1兆3,442億7,000万円となります。これは、昨年同期と比較いたしますと、3.3パーセントの減となっております。


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