県議会開会日の提案説明
平成15年9月県議会定例会知事提案説明要旨

(12)港湾の保安対策

 次に、港湾の保安対策についてであります。

 昨年12月に海上人命安全条約が改正され、外国貿易船舶が利用するふ頭などについては、平成16年7月までに立入制限区域の設定等の保安対策を求められることとなりました。

 外航船舶の利用の多い清水港、田子の浦港、御前崎港では、保安対策が不十分な場合、相手港への入港が拒否されたり、本県への寄港が中止されたりする可能性もあることから、県では、条約改正を受けた新法の制定等の国の動向を注視しつつ、必要な対策を早急に実施してまいりたいと考えております。

 

(13)沼津技術専門校

 次に、沼津技術専門校の移転改築についてであります。

 県東部地区唯一の公共職業能力開発施設であります沼津技術専門校は、昭和37年の開校以来41年にわたり多くの技能者を育成してまいりましたが、年々増大する離転職者に対する訓練など多様化する訓練ニーズに対応していくため、老朽化した施設を移転改築し、訓練の充実を図ることといたしました。

 なお、新しい沼津校は、地元沼津市の要望もあり、平成19年に開催を予定しております技能五輪国際大会の会場予定地の一画に移転することとし、同大会の会場の一部として有効活用を図った上で、これを契機としたものづくりや技能の重要性に対して高まった気運を引き継いでいくための拠点としていきたいと考えております。


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