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更新日:平成24年3月22日
「浜名湖の利用」と聞くと、まず「水産」を思い浮かべる人は多いと思います。このページ
では、浜名湖の水産の現状を簡単に紹介します。
浜名湖の漁業は、湖南部を中心とした水深5m以下の地点(浜名湖の地理を参照)で主に
行われています。これまで見たとおり、水深が深い北部では、夏に水中の酸素がない状態になる
など、一年中漁業を行うのには適さないためです。また、全体的に水深が浅いため、浅い海でも
できる形態の漁業がよく行われている、ということも理由の1つです。
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漁獲量を水産物の種類別に見てみましょう。 (平成18年、県水技研浜名湖分場調べ) 浜名湖の地理で見たとおり、浜名湖の水は、 海水に近い塩分を含む水質であるため、漁獲 物も、海で獲れるものと同じ種類がほとんどです。 中でも、アサリが90%以上を占めています。 |
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漁業の中心となっている湖南部は、浅い砂の海底がほとんどで、アサリ等の二枚貝が棲むのに適し
ていて、それを漁獲する採貝もさかんです。また、浜名湖で産まれた魚は、大きくなると今切口から
遠州灘に出て行ってしまうので、貝類の漁獲の方が多くなります。浜名湖は、波が外洋に比べて穏
やかなので、魚の産卵や幼魚が育つのに適していますが、冬は水温の低下が激しいなどの理由で、
大人の魚が1年中棲み続けるのは難しいようです。
浜名湖の面積は限られていますから、漁獲量を全国的にみると、それほど多いとは言えません。
しかし、面積は狭くても、面積あたりの漁獲量は全国的にも多い、豊かな漁場となっています。例え
ば、2005年のアサリ漁獲量は3,736tですが、1平方kmあたりに換算すると、約50.4tの漁獲があった
ことになります。アサリの漁獲量が現在日本一の三河湾でも、1平方kmあたりでは約11tの漁獲
(2005年)と計算されるので、単位面積あたりでは三河湾の約5倍のアサリが獲れることになります。
浜名湖は、なぜ豊かな漁場なのでしょうか?答えは浜名湖の水産2をご覧下さい。
☆浜名湖の主な水産物(リンク)
水産技術研究所浜名湖分場学習施設・ウオットのホームページ
浜名湖の主な水産物を、写真と説明で紹介しています。
学習ページをご覧ください。
浜名湖ではアサリなどの漁獲による漁業の他、カキ・ノリの養殖もさかんです。遠州灘との海水
交換が少ないため、比較的穏やかな海域である点、また養殖に適した栄養分がとどまりやすく
豊富な点で、これらの養殖に良い条件となっています。
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| カキの養殖(収穫の風景) | ノリの養殖(養殖場の風景) |
浜名湖には、アサリ、スズキなど漁獲の対象となっている魚介類をはじめ、これまでに700種類
以上の生物が確認されています。種類別に見ると、魚類401種、エビ類59種、カニ類92種、貝類
121種が報告されています。
詳しい生物種リストは、水産技術研究所浜名湖分場で管理され、新たに生物が発見される
度に更新しています。
| 自然保護室ページに掲載していた魚種リストについて |
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浜名湖で確認された魚介類リストは、以前は自然保護室「浜名湖のページ」 にも掲載していましたが、データ管理の都合上、公開を終了しました。 最新のリストは水産技術研究所浜名湖分場が常に管理しています。 調査・研究等の目的でリストを必要とする方は、使用目的を明確にした上で、 水産技術研究所浜名湖分場(TEL:053-592-0139)へ直接お問合せください。 (浜名湖分場のホームページには掲載していません) |
「平成18年の浜名湖漁獲統計」:小泉康二,はまな(静岡県水産技術研究所広報誌)No.517
,6-9p(2007)
「浜名湖地区の水産」:浜名湖地区水産振興協議会(2001)
「H17年度愛知県統計年鑑」:愛知県(2006)
「浜名湖の漁業の現状と将来」:中川征章,水産海洋研究,59(2)別刷,183-186p(1994)
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