ここから本文です。
更新日:平成24年1月27日
科学的・計画的な保護管理により、ニホンジカ(伊豆地域個体群)の長期にわたる安定的な維持と農林業被害の軽減を図り、生物多様性の保全、及び人との適切な関係の構築を目指します。
ニホンジカは明治から昭和初期にかけて全国で乱獲され、個体数が減少しました。しかしその後の保護政策や自然生態系における捕食者の欠如、採食植物の現存量の増加といったことから、現在では全国的に個体数が増加し、分布域も拡大しています。
県内においても、ニホンジカの生息数は増加傾向にあり、それに伴い農林業被害も増加し、狩猟及び有害鳥獣捕獲による捕獲頭数も増加しています。特に伊豆地域は、比較的広葉樹林が多く、冬季の積雪もほとんどない温暖な気候下にあるといった条件から、ニホンジカの生息環境として適しています。そのため、県内の他の地域個体群と比較して個体数の増加が顕著です。
ニホンジカによる農林業被害は、スギ、ヒノキ等植林木の枝葉の食害と樹皮剥ぎによる枯損の害、シイタケ原木林の萌芽枝の食害、シイタケの食害(写真)、ワサビの食害、果樹やイネの食害など多岐にわたります。

伊豆地域では、農林業被害の増加に加えて、林床のササが過度の被食を受けて退行している箇所があることや、植物種の消滅、植生の退行など自然生態系への影響もこのまま放置できない状況にあります。
平成16年10月に特定鳥獣保護管理計画(ニホンジカ(伊豆地域個体群))を策定しました。
平成18年10月に上位計画の延長の伴う計画期間の1年延長を行いました。併せて、個体数の増加が推測された伊豆南・伊豆北管理ユニットでもメスジカを可猟化し、伊豆全域でメスジカの狩猟による捕獲を解禁しました。
平成20年4月に特定鳥獣保護管理計画(ニホンジカ(伊豆地域個体群))(第2期)を策定しました。
計画期間:平成20年4月1日から平成24年3月31日まで
区域:伊豆半島の6市6町(沼津市(狩野川放水路以南の区域)、伊東市、熱海市、下田市、伊豆市、伊豆の国市、賀茂郡東伊豆町・河津町・南伊豆町・松崎町・西伊豆町、田方郡函南町)
伊豆地域を5つの管理ユニットに区分し、目標生息数を明記しています。
当面の目標である個体数削減のため、狩猟や有害鳥獣捕獲に加えて、個体数調整(管理捕獲)をメスジカの多い鳥獣保護区及びその周辺を中心に実施しています。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください