先輩職員の声(Iターン) 阿賀 巧
阿賀 巧
所属 下田土木事務所 総務課
職種 行政
入庁年 平成28年
※掲載している職員の所属や業務内容は、令和2年11月現在の情報です。
静岡県に入庁するまでの経歴
幼少期は静岡県裾野市で過ごしましたが、その後大阪府に引っ越し、小学校から高校まで関西圏で暮らしました。東京都内の大学に進学し、学部で経済学を、大学院で地理学を専攻しました。修士課程を修了後、静岡県庁に入庁しました。
Iターン就職をして、静岡県職員を志した理由は何ですか?
大学時代に様々な地域出身の友人と出会い、私自身も旅行で日本各地を訪れました。そのなかで、それぞれの地域がそれぞれの魅力を持っていることの素晴らしさを感じる一方、東京一極集中という現在進行形の課題を意識するようになりました。
地域の活性化を大きな視点から考えたいという思いがある一方、私自身、魅力ある地方に根付き、その一員として物事を考えたいという思いもありました。そこで、国と基礎自治体双方の特徴を併せ持った、広域自治体に関心を持つようになりました。
静岡県については、自身の専攻にも関連がある産業クラスター政策など、次世代の地域づくりを積極的に進めていこうとするビジョンに魅力を感じていました。もちろん幼少期を過ごした愛着もありましたが、静岡県は個人的な縁が深い首都圏と関西圏どちらにもアクセスが良いこともあり、ためらいなく就職を決断できました。
現在の業務、実際に働いてみた感想はどうですか?
下田土木事務所の執行する公共工事の入札・契約事務を行っています。土砂崩れで通行止めになった道路を復旧させていく過程に携わったりするなかで、身近な社会インフラを守る地元の建設業者の役割、そして自治体の責任の大きさを実感しました。所管する伊豆半島南部について、これまでは観光地としての側面しか知りませんでしたが、今はここで暮らす一員として、地域の動きを肌で感じる日々を送っています。
なお、現所属は2箇所目で、1箇所目は本庁勤務でした。本庁では現在の職場とは対照的に、県全体を見渡して物事を考える、広い視野が必要とされる場面が多くありました。本庁と出先機関という、地域との関わり方の違う2つの職場を若いうちから経験できるのは、県庁で働くことの大きな魅力だと思います。
その他、特に伝えたいこと
入庁して5年足らずで、思いのほか多くの県外出身者に出会いました。就職の動機は実に様々で、何かしらの縁がある人もいれば、住んではいなかったけれど「温泉が好きで」「サッカーが好きで」という人も。理由が何であれ、各々違った意思を持って地元を離れ、静岡県という地域を良くするために県庁で働くことを選んだのだと思うと、同じ県外出身者として私もがんばらなくてはと、刺激になります。
動機は何でも良いと思います。静岡県に何か「ひっかかる」ものを感じていれば、ぜひ、県庁を就職先の候補に考えてみてください。
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