先輩職員の声 堀川 由佳

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ページID1032894  更新日 2023年1月26日

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写真:堀川 由佳1

堀川 由佳

所属 食肉衛生検査所 検査課
職種 獣医師
入庁年 令和元年度


※掲載している職員の所属や業務内容は、令和2年11月現在の情報です。

ある一週間のスケジュール

月曜
と畜検査(牛)
牛の生体検査、と殺・解体検査を行います。
火曜
食鳥検査(成鶏)
成鶏(採卵鶏)の生体検査、と殺・解体検査を行います。
水曜
理化学検査
抜き取りをした食肉の農薬・動物用医薬品の残留検査を行います。
木曜
と畜検査(豚)
豚の生体生体検査、と殺・解体検査を行います。
金曜
食鳥検査(ブロイラー)
ブロイラー(肉用鶏)の生体検査、と殺・解体検査を行います。

現在、どんな部署で、どんな仕事をしていますか?

食肉衛生検査所では、と畜・食鳥検査員として、牛、豚、鶏の生体、内臓や枝肉の食肉検査を行っています。そこで食用不適となる廃棄処分に関わる疾病が発見された場合には、精密検査として、微生物検査、病理検査、理化学検査を行います。私は通常業務以外に理化学検査を担当しており、食肉を抜き取り、高速液体クロマトグラフィーで分析して、動物用医薬品等の残留がないかを調べています。令和2年6月からはHACCPに沿った衛生管理の制度化により、施設の衛生管理の実施状況の確認をするための外部検証も実施しています。さらに、各種研究発表会に向け、検査方法や診断方法の調査・研究も行っています。

これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか?

写真:堀川 由佳2

はじめてと畜検査業務に入った日に、私の教育担当職員から、最も大切なことは法律を根拠に仕事をすることだと教えてもらいました。と畜検査を行っていると、医薬品の残留や、全身性の疾病を理由に、廃棄命令を出すことがあります。農家にとって大事な財産を捨てさせる、強制力のある命令です。そのため、病気についてはもちろん、法律についてもよく勉強する必要がある、という内容で、獣医師という立場での判断の責任の重さを感じました。

静岡県職員を志した理由は何ですか?

獣医師の仕事において、公務員獣医師は県民、事業者、自治体等と社会全体に広く関わることができると思ったからです。公衆衛生に関わる獣医師の業務は、あまり知られていませんが、食肉検査や飲食店の監視等、食の安全と安心を守ることで、多くの人にとって大変身近なものです。また、ワークライフバランスが良く、ずっと仕事を続けていくことができそうだと思ったからです。

県職員の仕事の「やりがい」は何ですか?

写真:堀川 由佳3

自分の仕事の影響が身近に感じられるところです。スーパーに買い物に行くと、管轄のと畜場から出荷された、自分たちが検査した精肉を見かけることがあります。自分の仕事が社会の役に立っているのが目に見えて分かると、少しうれしい気持ちになります。また、毎日同じ仕事の繰り返しのように見えても、学ぶほどに見えてくるものが変わり、自分が少しずつ成長できている実感が持てる点も「やりがい」の一つです。

職場の雰囲気を教えてください。

とてものびのびとした雰囲気の職場です。24人中20人が獣医師なので、仕事に関して複数人の意見を聞くことができ、また女性職員も10人と多めで、プライベートの話も気軽にできる環境です。精密検査が必要な疾病が見つかった時など、検査を担当するのは発見者ですが、担当以外も採材や培養の準備をしたりと、自然に助け合う雰囲気があります。

その他、特に伝えたいこと

写真:堀川 由佳4

業務内容が多彩で、最初の内は覚えることが多くて大変でしたが、それだけ様々な経験ができ、とても勉強になります。検査技術研修やHACCPシステム研修など、研修も充実しており、スキルアップの機会が多くあります。残業が常態化していることもなく、定時に帰れる日が多いです。自立して生活できる給与と終業後の時間があることで、プライベートとの両立も可能です。県職員を選んで良かったと思います。

このページに関するお問い合わせ

人事委員会事務局職員課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2275
ファクス番号:054-254-3982
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