先輩職員の声(派遣) 石間 志津穂
石間 志津穂
所属 環境省大臣官房 総合環境政策統括官グループ 環境計画課
職種 行政
入庁年 平成25年
※掲載している職員の所属や業務内容は、令和元年11月現在の情報です。
現在、どんな組織でどんな仕事をしていますか?
平成31年4月1日より2年間、環境省大臣官房環境計画課へ派遣されています。環境計画課では、日本政府の環境政策の方向性を示す環境基本計画の策定、地方公共団体における地球温暖化対策実行計画の策定・支援やその年の環境施策をまとめた環境白書の刊行などを行っています。また、「第五次環境基本計画」で提唱された地域循環共生圏の構築を後押しすべく、持続可能な地域づくりを目指す地方自治体や民間事業者等へ支援事業を実施しています。
私は主に、地域循環共生圏の推進に向けた地域コンソーシアム支援や専門家による支援チーム等の形成・派遣を行う地域循環共生圏づくりプラットフォーム構築事業を担当しています。
派遣先で経験した印象深い出来事、また派遣研修により得たものについて、具体的に教えてください。
中央省庁は、とかくメール中心の文化です。業務連絡の大半がメールで飛び交い、隣同士でもメールでやり取りすることもあります。最初は戸惑いましたが、慣れてしまうと意外と便利なもので、効率よく業務を進められます。また会議や打合せのペーパーレス化や、テレワークが推奨されており、自席を離れても執務室と同様に業務ができるような環境が整備されています。働き方改革が進む中、今後は地方にも同じような環境整備が必要であると強く感じます。
また、中央省庁での業務は国全体にかかる業務のため、第一線で活躍する各分野の専門家や有識者などから直接話を聞くことができたり、全国各地の先進的事例を密接に関わることができたりと、新しい視点を得られる機会が多く、大変勉強になります。
静岡県職員を志した理由は何ですか?
都内への大学進学をきっかけに、静岡と都心の環境の違いを肌で感じたり、県外在住の同年代と接したりする日々の中で、静岡県の魅力を再発見することが多々ある一方、帰省するたびに静岡県の元気のなさを感じることも多くありました。やがて「もっとここを変えたらよくなるのに」「もっとこんな良いところを伸ばしたらいいのに」と考えるようになり、「県外に住んで改めて見つめ直した静岡の良さ」を静岡に戻ってさらに伸ばしたいという新たな気持ちを抱きました。東西に長い上、伊豆半島もある静岡県は、勤務地域も携わる業務も多種多様のため、様々な面から静岡県全体の地域活性化に取り組めると考え、志望しました。
これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。
中央省庁に派遣されたことにより、国全体を見渡す業務となったため、各地で地域の活力を生かした地域創生の動きが活発化していることを身近に感じています。今後は派遣研修で経験したことを生かしながら、固定観念や縦割りなどにとらわれず、柔軟に対応できる職員を目指します。また多様なアイディアや人、民間企業等をつなぎ合わせることで、静岡県だからこその活力を伸ばしつつさらに引き出し、県全体を横断的に活性化させる業務に取り組んでいきたいです。
終業後や休日の過ごし方について教えてください。
都内の美術館は、スケールが大きく魅力的な企画展をよく開催するので、美術館が近くになったことで、もともと好きだった美術館巡りがさらに楽しくなりました。また、終業後に宝塚歌劇を楽しんだり、納涼船に乗ってみたりと、都内ならではの時間の使い方を実践しています。派遣先は地方公共団体や民間企業からの出向者が過半数を占めており、出向者同士でイベントを企画して遊びに行ったり、旅行に出かけたりするなど限られた時間の中で活発に交流しています。
その他、特に伝えたいこと
各地で地方創生の動きが活発化しています。今後は行政と民間事業者、金融機関等が垣根を越え、連携して取り組んでいく必要があると強く感じています。フレッシュで斬新なアイディアをお持ちの我こそはという方、ぜひ共に静岡県でイノベーションを巻き起こしましょう。
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