先輩職員の声 鈴木 香菜
鈴木 香菜
所属 環境衛生科学研究所 微生物部
職種 獣医師
入庁年 平成30年
※掲載している職員の所属や業務内容は、令和元年11月現在の情報です。
ある一日のスケジュール
- 8時30分
- 勤務開始、朝の打合せ
その日の業務の確認、検査の進行状況の共有などを行います。 - 9時30分
- 食品の検査
収去された食品にアレルギー物質(卵)が入っていないことを確認するために、キットを用いた検査を実施します。 - 12時00分
- 昼休み
- 13時00分
- 書類業務
完了した検査の成績書を作成し、決裁後、関係する部署に送付します。 - 15時00分
- 細菌検査
病院から送付された菌株(腸管出血性大腸菌)の血清型検査や遺伝子検査を実施します。 - 17時15分
- 勤務終了、帰宅
実験室の片付け、明日の準備等をして帰宅します。
現在、どんな部署で、どんな仕事をしていますか?
静岡県環境衛生科学研究所では、環境と保健衛生の科学的・技術的中核機関として、静岡県の環境と県民の健康を守るための調査研究、試験検査、監視・測定などの業務を行っています。私は微生物部細菌班に所属し、主に細菌検査を行っています。
食中毒や感染症の原因細菌および寄生虫の検査、医薬品の微生物学検査、食品の検査(アレルギー物質、抗菌性物質、麻痺性貝毒など)、温泉水のレジオネラ属菌検査などの検査業務とともに、調査研究も行っています。
これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか?
研究所が静岡市から藤枝市に移転するため、不要品の処分や整理も行っています。整理している中で、現在では使用しなくなった試薬や機器などが出てくることが多々ありました。かつて使用していた器具や昔の資料から研究所の歴史を感じることができました。一方、処分方法が煩雑であったり不明であったりするものも多くありました。期限切れの試薬や検査キットなども多数残されており、ゴミ置き場に運ぶだけでもかなり苦労しました。不要になったものは早めに処理すること、危険な試薬はきちんと管理すること、異動することになったら個人の所有物は自身で処分等行うことが必要だと感じました。
静岡県職員を志した理由は何ですか?
私は静岡県出身で、学生の頃から将来は地元で働きたいと考えていました。獣医師の中でも多様な業務に携わることができること、福利厚生が充実していること、奨学金の返済ができそうな給与であることなどから、県職員として働こうと考えました。
県職員の仕事の「やりがい」は何ですか?
検査や研究で様々な細菌などを扱うため、食品衛生や感染症など多くのことを学べます。職場には獣医師以外の職種の人も働いているため、新たな発見があります。検体や検査項目により検査方法も様々であるため、難しいことも多いですが学ぶことも多くあります。
職場の雰囲気を教えてください。
担当している業務を一人が抱え込むことなく、他の職員にも相談しやすい雰囲気だと思います。分からないことや困難なことがあれば、職場内で助け合うこともあります。また、必要があれば1時間単位でも有給休暇を取得できるため、家庭と仕事の両立もしやすいと思います。研究所では冷房が17時で止まってしまうため、夏は特に暑くなり、残業はなるべくしないように推奨されています。
これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。
県職員の獣医師の仕事は多様であるため、人によって得意な分野が異なると思います。まだ現在の職場でしか働いたことはありませんが、これから色々な職場を経験したいと思います。まだ知識も経験も不足しており、満足な対応ができないことが多いので、経験を積んで臨機応変に対応できる職員になりたいと思います。
終業後や休日の過ごし方について教えてください。
現在は新幹線で通勤しているため、終業後に時間のあるときは駅で買い物をしたり、本を読んだりして待っています。土曜日と日曜日は緊急の業務が無ければ基本的に休日となるため、病院や買い物などの予定を入れ、のんびりと過ごしています。
その他、特に伝えたいこと
県職員の仕事は一つの職場内だけで完結するものではなく、他の職場や民間業者、他の自治体とも関係するものが多くあります。職場内だけでなく、関係する他の部署等とのコミュニケーションも大切にして仕事を進めていくことが大切だと思います。
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