先輩職員の声 大村 学海
大村 学海
所属 畜産技術研究所 酪農科
職種 獣医師
入庁年 平成30年
※掲載している職員の所属や業務内容は、令和元年11月現在の情報です。
ある一日のスケジュール
- 8時30分
- 勤務開始、スケジュールチェック、スタッフと打合せ
酪農科の一日のスケジュールを確認します。また、スタッフと打合せを行い、牛の管理に関する一日の方針を話し合います。 - 10時30分
- 牛の治療
乳房炎など、治療が必要な牛の治療を行います。 - 12時00分
- 昼休み
- 13時00分
- 子牛の行動量の研究
研究課題である子牛の行動量と疾病の関係の調査を行います。 - 16時00分
- 搾乳牛の超音波画像の撮影
もう一つの研究課題である乳房の超音波画像の撮影を行います。 - 17時15分
- 勤務終了
現在、どんな部署で、どんな仕事をしていますか?
畜産技術研究所は、富士山を間近に望むことができ、県内でも有数の酪農地帯である富士宮市の朝霧高原に位置しています。私の所属する酪農科は5人の研究員で、乳牛の飼養管理・繁殖管理・乳牛に対するセンシング技術の研究を行っています。私は、子牛の行動量と疾病の関連の調査と、乳房炎発症乳房の超音波画像と当該乳房の予後の関連の調査を、研究課題として行っています。
これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか?
学会で乳房炎に対する超音波診断装置の活用に関する発表があり、当所でも超音波画像撮影を実施したところ、学会での報告を上回るデータを得ることが出来ました。それらをまとめてBMR(関東・東海地区の乳房炎研究会)で発表を行ったところ、高く評価をしていただきました。人前で発表をする機会が少なかったためとても緊張しましたが、評価をしていただいたことが仕事に対する意欲につながっています。
静岡県職員を志した理由は何ですか?
大学卒業から5年間は動物病院の勤務医として、犬や猫の診察を行っていました。とても充実した仕事でしたが、不規則で休日はなく、生活も苦しくなってきました。そこで、ワークライフバランスが取れ、畜産の研究が盛んな静岡県職員を志望しました。
県職員の仕事の「やりがい」は何ですか?
私が所属している畜産技術研究所酪農科は研究目的の牛を約80頭飼養している施設であり、乳牛と密接に係ることができる施設です。ここまで緊密に乳牛と関わることができることは貴重であり、一般の大動物臨床にはない強みだと思います。
これらの乳牛を用いて、担当する研究を進める中で、新たな発見や気づきがあり、知的好奇心が刺激されることがやりがいの一つだと思います。
職場の雰囲気を教えてください。
牛に大きく関わったことのない私の意見もきちんと受け止めてくれる優しい職場です。また、いままでやったことのないパソコンでの事務作業についてもいろいろ教えてもらっています。牛の飼養を実際にお願いしているスタッフの方々も、分からないことはアドバイスをくれます。
これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。
畜産現場の産業動物は生産性に特化している分、どうしても病気になりがちです。今後は病気を未然に防ぐような、畜産の予防医療の仕事をしていきたいです。
終業後や休日の過ごし方について教えてください。
4歳と1歳の子供がいるのですが、この2人を遊びに連れて行きます。近所の公園や動物園などの走り回れる場所に行っています。片時も目が離せないので、遊び終わると妻ともども疲れきってしまいますが、子どもが寝ている姿を見て癒されています。
その他、特に伝えたいこと
獣医職でも業務内容によって必要な知識は大きく異なってくるため、大変ではありますが仕事への手ごたえや充実感を得られます。様々な経験をすることができるため、自分の興味や強みを生かせる職場に出会えるかと思います。
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