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皆さんが普段通行している道路や橋などにもそれぞれ寿命があります。
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富士川橋-大正13年(1924年)架設 |
今、それら道路や橋などの社会資本の老朽化が問題となってきています。
老朽化し、寿命がきてしまうと、その施設は使用不可能となってしまいます。
そうなると、日常生活に不便を生じることになるでしょう。
また、新たに作り直すのにはとても多くの費用が必要になります。
さらに一方では、高度経済成長期に作られ、今後寿命を迎えることになる橋などの
社会資本はぼう大な数であり、それらの施設を短期間に県の予算で作り直すことは
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難しくなってきています。
このため、県では、限られた財源の中で、長期的な投資の最適化を図り、
県民の方々に効率的で質の高いサービスが提供できるよう合理的・効率的な
維持管理・運営を目指した「社会資本長寿命化計画」の取組を始めています。
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つくり直すことになると・・
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例えば、鉄でできた橋を例にとってみると・・・
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長い間に、鉄は弱くなります。
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傷みが発見されると大きな修理やつくり直しをしてきました。
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このような問題に対して、管理する施設について一定期間の中で、いつどのように補修、対策をどこに行うのが最適かを決定できるような仕組みを作っていきます。
例えば、これからの主流である予防的な管理です。
1.施設の健康診断(点検)を実施してカルテ(データベース)を作っておきます。 |
2.適切な段階での予防的な施設のケアを行います。(大規模な補修を実施するより、小さな補修を適切に繰り返すことで、将来かかる費用が少なくて済みます。) | 3.こうした適切なケアにより、施設の寿命を延ばすことができ、まだまだ長くその役目を務めることができます。 | ||||
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それぞれの施設の重要度と損傷の度合いに応じて、更新時期を調整し、予算を平準化(平均化する)ことで、限られた予算の中で、施設の特性に合わせ、最適な維持管理を行っていくことを目指していきます。
静岡県では、「社会資本長寿命化行動方針」に基づき、社会インフラ(橋梁、トンネル等)の長寿命化を進めています。平成30年度には、予防保全管理を予定している全25施設の「中長期管理計画」(施設ごとの維持管理水準などを定め、効率的で最適な維持管理運営を具体的に示した計画)の策定が完了しました。今後は、策定した計画に基づき、維持管理・更新予算の確保に努めるとともに、着実な補修を進めます。
また、「社会資本長寿命化推進委員会(会長:交通基盤部長)」において、インフラの長寿命化に関する推進方策の検討、情報の共有化等を行っており、維持管理・更新費用等をとりまとめています。
【記者提供資料】社会インフラの長寿命化に取り組んでいます(令和2年11月24日(PDF:136KB))
【資料1】社会インフラ(優先12施設)の点検診断結果(PDF:481KB)
【資料2】診断3(早期措置が必要)の施設の工事着手率(PDF:428KB)
【別紙2】推進委員会で情報共有された主な内容等(PDF:271KB)
社会資本長寿命化行動方針(本編)平成25年3月策定(PDF:880KB) | (参考資料編)(PDF:829KB) |
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社会資本の維持管理、運営に関する基本的な考え方を示す。 工種毎の維持管理区分の設定 優先的取組対象施設、工種の選定 官民連携や協働など、多様な事業手法について掲載 |
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LCC分析手法について 社会的影響、重要度による分類結果 劣化予測の種類 |
高度経済成長期に整備した施設の老朽化が進行し、
維持管理費、更新費が増加
技術職員数の減少
厳しい財政状況による予算規模の縮小
により、社会資本の計画的更新が難しい
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維持管理・運営のより一層の効率化や質を向上するためには、
既存の枠にとらわれない多様な事業手法の導入が必要
官民連携(PPP)手法の導入
指定管理者制度
PFI(民間資金を活用した社会資本整備)など
地域住民との「協働」による取組
【静岡県】
【他県】
メンテナンスサポーター(岐阜県)、橋守(長崎県)など
静岡県内の市町における社会資本の老朽化対策事業において、円滑な事業実施に資するため、以下のサポートを行っています。
人材支援
県職員による長寿命化に関する研修や出前講座の実施
橋梁点検・補修設計研修
社会資本の維持管理技術研修
下水道の維持管理技術研修
「ふじのくに建設技術エキスパート制度」における
民間エキスパートによる長寿命化に関する提言
計画支援
長寿命化計画策定に関するガイドラインやマニュアル等の情報提供
お問い合わせ
交通基盤部政策管理局建設政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3533
ファックス番号:054-221-3582
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