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海岸保全基本計画とは、海岸法の改正(平成11年)に伴い、「美しく、安全で、いきいきとした海岸」の継承を基本理念とする国の定めた「海岸保全基本指針」に基づいて都道府県が作成する計画で、沿岸ごとに整合性のとれた総合的な海岸の保全を実施するために、地域の意見等を反映して作成するものです。
静岡県では、平成14年から15年にかけて「伊豆半島沿岸」「駿河湾沿岸」「遠州灘沿岸」の海岸保全基本計画を策定し、災害からの“防護”に加え、“環境”の整備・保全及び適正な“利用”にも配慮した海岸の保全に取り組んでいます。
平成23年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」による津波被害を踏まえ、国により「津波防災地域づくりの推進に関する基本的な指針(平成23年12月27日)」が示されました。
静岡県でも、指針を踏まえて地震・津波対策の総合的な検討・見直しを進め、平成24年12月に「今後の地震・津波対策の方針」を策定するとともに、平成25年6月27日には今後の地震・津波対策の基礎資料である「第4次地震被害想定(第一次報告)」、対策の行動目標である「地震・津波対策アクションプログラム2013」を策定・公表しました。
これまでの津波対策では、東海(駿河湾側)、神奈川県西部(相模灘側)地震を想定していましたが、国の定めた基本的な指針に基づき、発生頻度が比較的高く津波高の低い「レベル1津波」と、発生頻度が極めて低いものの甚大な被害をもたらす「レベル2津波」という2種類の津波のうち、東海、東海・東南海、三連動、大正関東型地震といった「レベル1津波」を施設整備の対象とし、「海岸保全に関する基本的事項」や「海岸保全施設整備に関する事項」を見直します。
海岸保全基本計画の変更に当たり、学識者、地元代表者及び市町長から構成される「海岸保全基本計画検討委員会」を設置し、平成25年11月5日に第1回委員会、平成26年2月6日に第2回委員会を開催しました。
氏名 |
所属・職名 |
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委員長 |
佐藤愼司 |
東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授 |
委員 |
青木伸一 |
大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻教授 |
委員 |
阿部郁男 |
常葉大学社会環境学部准教授 |
委員 |
原田賢治 |
静岡大学防災総合センター准教授 |
委員 |
岡田智秀 |
日本大学理工学部まちづくり工学科准教授 |
委員 |
荒川邦夫 |
静岡県漁業協同組合連合会代表理事会長 |
委員 |
杉野孝雄 |
遠州自然研究会会長 |
委員 |
宮田優治 |
静岡・海辺づくりの会会長 |
委員 |
原田英之 |
静岡県市長会会長(袋井市長) |
委員 |
太田長八 |
静岡県町村会副会長(東伊豆町長) |
(平成26年2月6日)
【主な検討内容】防護における新たな課題、海岸保全に関する基本的な事項の提示等
《委員会の様子》
《佐藤委員長》
議事次第 | 資料1-1(PDF:78KB) |
出席者名簿 | 資料1-2(PDF:68KB) |
座席表 | 資料1-3(PDF:75KB) |
規約 | 資料2(PDF:113KB) |
委員会資料 | 資料3(PDF:4,749KB) |
【主な検討内容】3沿岸の海岸保全基本計画の変更案
《委員会の様子》
議事次第 | 資料1-1(PDF:150KB) |
出席者名簿 | 資料1-2(PDF:115KB) |
座席表 | 資料1-3(PDF:77KB) |
規約 | 資料2(PDF:169KB) |
委員会資料 | 資料3(PDF:3,861KB) |
伊豆半島沿岸海岸保全基本計画計画(変更案) | 資料4-1(PDF:9,945KB) |
駿河湾沿岸海岸保全基本計画計画(変更案) | 資料4-2(PDF:8,289KB) |
遠州灘沿岸海岸保全基本計画計画(変更案) | 資料4-3(PDF:7,224KB) |
平成26年4月30日から5月20日まで実施したパブリックコメントを踏まえ、「伊豆半島沿岸海岸保全基本計画」「駿河湾沿岸海岸保全基本計画」の変更計画を取りまとめましたので公表します。
「海岸保全基本計画」に係る意見募集の結果(PDF:434KB)
伊豆半島、駿河湾沿岸海岸保全基本計画(変更)の概要(PDF:2,391KB)
伊豆半島沿岸海岸保全基本計画(変更)
駿河湾沿岸海岸保全基本計画(変更)
お問い合わせ
交通基盤部港湾局港湾企画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2614
ファックス番号:054-221-2389
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