ホーム > 組織別情報 > 交通基盤部 > 浜松土木事務所 > 浜松市沿岸域防潮堤整備事業 > 事業費を無駄にしない(コスト縮減)
ここから本文です。
本防潮堤ではCSGの材料として、浜松市天竜区阿蔵山より採取した泥岩および段丘堆積物を使用します。運搬距離が約30kmになることから、運搬土砂量の縮減を目的として、防潮堤築造に伴い掘削された現地発生砂と阿蔵山の土砂を混合した材料について、CSG材として適用性の検討を行いました。具体的には阿蔵山の土砂に現地発生砂を20%及び40%混合した場合の室内試験を実施しました。その結果、泥岩については現地発生砂を40%、段丘堆積物については現地発生砂を20%混合してもCSGの必要強度を満足することを確認しました。この結果をもとに、本体工事では現地発生砂の有効利用と阿蔵山からの運搬土砂量の縮減を行っていくものであり、現時点での試算では、運搬土砂の全体量を3割程度縮減できることを想定しています。
防潮堤の核となるCSGの強度は、防潮堤に作用する設計応力を満足するよう事前配合試験により添加する水、セメント量を設定した上で決定されます。添加するセメント量は60kg/立方メートルを基本としていますが、防潮堤に作用する応力が高さにより異なることから、最適なセメント添加量によるコスト縮減を図りました。
防潮堤工事では、国・県・市や民間工事で発生した建設発生土を防潮堤の盛土へ利用することで、コスト削減をはかっています。 |
何で建設発生土を利用することがコスト削減につながるの?
平成27年2月末時点で、すでに搬入された土砂に今後の予定を含め、約90,000立方メートルの土砂を防潮堤盛土材として利用する予定です。 |
更なるコスト縮減に向け引き続き、土砂の受入れを積極的に行ってまいります。
お問い合わせ
静岡県浜松土木事務所
〒430-0929 浜松市中区中央1丁目12番1号浜松総合庁舎7・8F
電話番号:053-458-7289
ファックス番号:053-458-7199
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください