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Qふわふわした砂の基盤に大規模な構造物を設けることとなるが構造上大丈夫か?
A台形CSGダムの設計・施工法を開発した財団法人ダム技術センターと度重なる協議を行い、砂地盤の上でも防潮堤が安定することができる地盤強度を設定しました。防潮堤の整備にあたりましては、25mピッチで地盤強度を測定し、所定の強度が得られるか確認しています。また、所定の強度が得られない場合は、地盤改良工を行い、強固な地盤に防潮堤を構築します。
Q運搬車両について(土砂運搬の白ナンバー車の排除)
車のナンバーの色の定義として、緑ナンバーはお客様の荷物を有償で運ぶ「営業用トラック」、白ナンバーは自社の荷物を自社で運ぶ「自家用トラック」です。土砂は自社の荷物ではないので白ナンバー車は土砂運搬ができないはずです
A現在、公共事業で使用されるダンプトラックは、白ナンバー、緑ナンバーが混在している状況であることはご指摘の通りです。
道路運送法によれば、自家用車(白ナンバー)を有償で運送の用に供してはならないと規定されています。
しかし、土砂を積み込みし、運搬、敷均しなどの一連の土工事を請負った自己の業務に伴う運送であれば白ナンバーでも良いこととなります。
また、個人所有の運転手についても請負会社との間に実質的使用従属関係がある場合、労働契約と認められる判例もあり、白ナンバーの使用ができることとなります。
このことから、公共事業の請負契約を締結するにあたり関係法令の遵守を義務付け、工事の安全施工に努めております。
Q浜名バイパス自体を嵩上げできないのか?
A浜名バイパス自体の嵩上げにつきましては、1日あたりの交通量が4万台と多く、仮に工事をした場合は、周辺道路にその交通量が分散しますので、社会的な影響が大きいことが想定されます。また、嵩上げ工事自体をするだけでも、相当の工事期間がかかるばかりでなく、寄付額をゆうに上回るコストが想定されますので、バイパスを嵩上げしない方法を採用しました。
Q舞阪工区の防潮堤は断面をスリムにしているが問題はないのか?
A:舞阪工区の防潮堤の約9割は砂浜の上に築堤する計画としています。CSGを砂で覆うと堤体幅が広くなり、隣接する国1バイパスやアカウミガメなどの貴重な生物の生息地に影響が出る恐れがあります。そこで、堤体幅を狭め、動植物等への環境の負荷を最小限とするため、防潮堤の上部をコンクリートで保護することとし、断面をスリム化しています。スリム化にあたっては、構造計算等により、堤体の安定性を確認していますので問題ありません。
Q防潮堤の天端の利用は?
A防潮堤は新たなランドマークとして将来にわたって存在し続けるものとなるため、津波や高潮に対する十分な防災機能のみならず、平時は地域の憩いの場として利用されることが望まれています。
このため、市民の皆様に親しまれ、愛される施設となるよう、専門家や地域住民からなる「景観デザイン検討委員会」を設置し、防潮堤完成後の利活用等について検討しております。
Q整備当初は標高13mで整備していたが、一部で津波高さ14.9mとなり施設高さが足りないところがある。その部分についてはどのように対応しているのか?
A地元からの要望もあり、平成30年3月27日に開催した第12回防潮堤整備推進協議会により一部嵩上げすることを決め、レベル2津波高が13mを超える区間においては、14、15mまで嵩上げを行っています。
Q保安林内に池が点在しているが、どうなるのか?
A池には生物にとって、それぞれ特徴のある良好な環境が形成されていることから極力保全したいと考えております。池を回避したルートを設定しておりますが、付近に防潮堤ができることによる環境変化に対し、うまく保全が図られるかは現状では不明なところがあります。新規に池を造成することにより、池に生息する生物の生息地を確保するように考えております。
Q完成区間から随時、利活用させてほしいのですが?
A防潮堤工事は2020年3月の完成に向けて鋭意実施しており、安全が確保できる区間から順次開放を行っていく予定です。海岸を利用される方の安全を最優先に考えた措置のため、御理解御協力をお願いいたします。海岸出入口の詳細はコチラ(PDF:321KB)をご覧ください。
Q工事中の保安林、公園、砂浜への出入りは可能か?
A迂回していただくことや、一時的に利用を制限する場合もありますが、皆様に事前にお知らせするとともに、なるべく影響を少なくしてまいりますので、御理解御協力をお願いいたします。海岸出入口の詳細はコチラ(PDF:321KB)をご覧ください。
Q防潮堤に併設する防風林整備もあわせて行ってくれませんか?
A海岸防災林を伐採し、築堤が完了した区間に関しては、市民植栽等による海岸防災林の整備を順次進めています。
Q工事の見学はできるか?
A自治会等の10名程度以上の団体での防潮堤の見学を受付けています。
連絡先はこちら
静岡県浜松土木事務所053-458-7289
浜松市危機管理課053-457-2537
Q防潮堤入札について、浜北区・北区・天竜区の業者も入札参加できるよう改定願います。
A工事の入札に際しては、工事価格や工事実施の緊急度などの状況を勘案し、制限付一般競争入札や指名競争入札などにより実施しています。入札参加資格や入札結果については、浜松土木事務所までお問い合わせ下さい。
問い合わせ先
建設業班053-458-7255
(令和元年6月14日・相模原市大野中地区自治会連合会・男性)
防災について、また津波対策について大変よくお考えで、私共も真剣に防災に取り組まねばと思い知らされました。大変勉強させられました。 ありがとうございました。厚くお礼申し上げます。
(平成31年8月21日・県民の日防潮堤親子見学会&防災講座・男性)
見学記念写真送っていただきありがとうございます。(感激。)
主任の説明が分かり易く完成した防潮堤が想像できます。主任の熱意にほだされ、防潮堤の募金に参加させていただきます。
(平成31年8月5日・天竜建設業協会親子見学会・小学生)
今日げん場見学会で、分ったことは3つあります。1つ目は、ぼうちょうていがみんなの命をまもるということです。2つ目は、CSGがぼうちょうていの土台になるということです。3つ目は、CSGには主にあくら山の土を使っているということです。今回は「このようなことが分ってよかった。」とおもいます。CSGだって大切だと思います。さらに13mのぼうちょうていを30cmずつつみあげていくというのにはびっくりしました。「時間がかかって大変だ。」と思います。でも1日に300台のダンプカーが行ったり来たりしていると聞いたので「早めにできるかな。」と思いました。わたしの家は海からけっこう遠くにあるけど、もしもつ波が来たらのことを考えてそなえておきたいと思いました。今回はどうもありがとうございました。
(平成31年8月5日・天竜建設業協会親子見学会・小学生)
今回、見学ツアーに参加して、僕が学んだこと、まず「CSG」という、各部分に阿蔵山の土砂を利用していることを知り、地域の活用をしていて、良いなと思いました。
また、この夏の暑い中、皆さんががんばっていてカッコイイと思いました。17kmもの長さの防潮堤を、海岸周辺の人々のために造ろうと計画していて、凄いと思いました。是非、皆様の仕事にほこりを持って、完成を目指し、自信を持ってがんばって下さい。
(8月5日・天竜建設業協会親子見学会・女性)
今日は、防潮堤整備の見学をさせていただきありがとうござます。実際に、工事している現場を見て、現場の方に説明をしていただいたので、防潮堤の大切さがとても良く分りました。子ども達にとっても良い体験になりました。本当にありがとうございました。
お問い合わせ
静岡県浜松土木事務所
〒430-0929 浜松市中区中央1丁目12番1号浜松総合庁舎7・8F
電話番号:053-458-7289
ファックス番号:053-458-7199
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