

静岡県地域外交担当部長室へようこそお越しくださいました。
この4月から地域外交担当部長に就任した長谷川卓(はせがわたく)です。
静岡県では、中国、韓国、モンゴル、台湾、東南アジア・インド、米国などの国・地域と積極的に地域間の交流を行っています。「人をつくり、富をつくり、平和を築く地域外交の展開」を戦略方針に掲げ、「有徳の人・憧れの地域をつくる交流の促進」、「通商の促進」、「スポーツ・観光交流の促進」に重点的に取り組んでいます。
令和2年度の主な取組として、中国とは、長年にわたる浙江省との交流に加え、昨年国際園芸博覧会の出展を契機として関係強化を図った北京から訪問団の受入れを行います。
韓国とは、忠清南道等の大学生受入れ又は県内大学生の派遣を行うほか、朝鮮通信使記念事業などを通じて、地域間交流を強化します。
モンゴルとは、友好協定を締結しているドルノゴビ県などから長期研修の人材を受け入れることに加え、日本語が堪能な高度人材の受入れを行い、本県との架け橋となる人材の育成を進めます。
台湾とは、スポーツ交流や高校生の海外修学旅行の促進などを通じてアウトバウンドを創出し、訪日旅客数と比較して台湾への旅客数が少ない状況の改善を図ります。
東南アジアとは、インドネシア・西ジャワ州で開催される東アジア地方政府会合へ出席し、地方政府間の交流を深めます。また、インドとは、テランガナ州などと今後の経済交流に向けた相互訪問を行います。
米国とは、日米カウンシル知事会議を通じたビジネス交流の促進に努めます。
さらに、ブラジルをはじめとする南米からの長期研修員の受入れ等により、本県と交流先とを結ぶ架け橋となる人材を育成するほか、アイルランドとのスポーツ交流やロシア・ノヴゴロド州との経済交流を推進します。
また、本県では、これまで、上海、ソウル、台北、シンガポールの4か所の海外駐在員事務所を拠点に、海外における情報収集や県内企業の活動支援等を行ってきました。近年では、経済協力などの覚書を取り交わしているインドネシア・西ジャワ州や、昨年度重点国に位置付けたインドのテランガナ州から、本県との交流拡大に向けた要望が寄せられるなど、これまで築いてきた交流の輪が更なる広がりを見せております。
今年度は、こうした新たなチャンスを積極的に取り込み、交流の成果を上げていくため、インドネシアやインドなどに、新たにコワーキングオフィス※を活用した簡易な活動拠点を設け、より機動的に対応します。
本県には、世界文化遺産「富士山」をはじめ、多彩で高品質な農林水産物や、優れたものづくりの技術など、世界に誇る多くの魅力ある資源があります。目前に迫った東京2020オリンピック・パラリンピックなど、様々な機会を通じて、こうした本県の魅力を世界に発信します。
今後も、国や地域による文化の違いを理解して、友好的互恵・互助の精神に基づき、観光、産業、教育、文化、防災等の幅広い分野で、相互にメリットのある地域外交を展開します。そして、県民の皆様や県内企業の皆様にも恩恵を享受していただけるよう取り組みます。
どうぞ、ホームページを御覧いただき、お気軽に御意見や御感想などをお寄せください。
※コワーキングオフィスのメリット
異なる職業や仕事を持つ人たちが、同じオフィスを共有することで、経費の削減や利便性の向上を図るとともに、共有スペースで生まれる交流により、情報交換や新たな協働などの相乗効果が期待できます。
|