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ホーム > ふじのくにロジスティクス東部地域フォーラム開催結果

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更新日:平成25年12月11日

ふじのくにロジスティクス東部地域フォーラム開催結果

1はじめに

本年3月に策定した「ふじのくに戦略物流ビジョン」の周知と官民連携による推進を図るため、地域の特色ある産業の発展と物流のあり方について考える「ふじのくにロジスティクス地域フォーラム」を県内3地域(東部・中部・西部)において開催しました。

フォーラムには物流関連事業者の方々や経済団体の方々などに参加していただき、「ものづくり」と「物流」の一層の連携の強化による地域産業の発展を目指す気運を高めることが出来ました。

 

2概要

開催日:平成24年8月8日(水曜日)13時~16時30分

会場:沼津リバーサイドホテル(沼津市上土町100-1)

主催:静岡県

共催:静岡県トラック協会、静岡県倉庫協会

内容:基調講演、事例紹介、情報・意見交換

出演者

苦瀬博仁氏(東京海洋大学教授、日本物流学会会長)

井上理氏(株式会社富士ロジテック営業本部長)

鈴木篤氏(不二運輸株式会社代表取締役社長)

鈴木雅之氏(アステラスファーマテック株式会社富士工場長)※情報・意見交換に出演

町田俊洋氏(アステラスファーマテック株式会社富士工場統括部需給担当課長)※事例紹介に出演

舩村雅彦氏(船村興産倉庫株式会社代表取締役)

参加者数:115名

3基調講演「人々の暮らしを支えるロジスティクス」

基調講演(ふじのくにロジスティクス東部地域フォーラム)

<講師>苦瀬博仁氏(東京海洋大学教授、日本物流学会会長)

<要旨>

ロジスティクスには、1.生産と消費をつなぐ役割、2.リードタイムを守る役割、3.調達と生産と販売をつなぐ役割がある。

物流の付加価値を高めるためには、ジャストインタイムに対応した配送や、品質管理が求められる。

都市の視点からロジスティクスを考えると、1.物流施設と住宅の適正配置、2.都心部への大型トラックの進入規制、3.都心部における路上荷捌き施設設置などの対応が必要である。

東日本大震災で救援物資が届かなかった理由として、1.津波による在庫の流失、2.物流のプロの不在による混乱、3.車両・燃料・ドライバーの不足などが挙げられる。

ヤマト運輸がコントロールした気仙沼市の物資集積所では、1.入荷と出荷の区分、2.動線管理、3.品目別配置などプロによる仕分けが行われていた。

災害時への備えとして、1.被災地の内と外での各々の物流拠点の設置、2.トリアージ(緊急時の優先割り当ての決定)、3.シグナル(緊急時の行動指針)について検討しておく必要がある。

4事例紹介

アステラスファーマテック株式会社「医薬品物流の現状と課題」

ふじのくにロジスティクス東部地域フォーラム(事例紹介1)

<発表者>町田俊洋氏(アステラスファーマテック株式会社富士工場統括部需給担当課長)

<要旨>

物流センターは、埼玉県新座市と大阪府桜島の東西2カ所にある。

今後予測される課題として、原材料のサプライヤーから富士工場までの輸送区間における温度管理の強化が求められることが挙げられる。

環境面においては、2011年度年間CO2排出量(78.5t)を、運送効率の向上やハイブリッド車の活用などにより、30%削減していきたい。

不二運輸株式会社「時流と地域特性を生かしたものづくりを応援する物流戦略」

ふじのくにロジスティクス東部地域フォーラム(事例紹介2)

<発表者>鈴木篤氏(不二運輸株式会社代表取締役社長)

<要旨>

リーマン・ショック以降、取引先機械メーカーの約8割が海外へ進出している。こうしたメーカーの動向に対応するため、海外移転にかかる物流業務を一括して請け負っている。

医療関連産業が集積する東部地域において、当社独自の薬剤師・専任技術者の倉庫への配置や共同配送といったメディカルロジスティクスサービスを提供している。

株式会社富士ロジテック「ロジスティクスの再構築方法」

ふじのくにロジスティクス東部地域フォーラム(事例紹介3)

<発表者>井上理氏(株式会社富士ロジテック営業本部長)

<要旨>

3PLプロバイダーが活躍するための必要要件として、1.経営戦略、2.情報分析、3.データ解析、4.ネットワーク、5.マネージメント、6.システム開発が挙げられる。

メーカーの代表的な課題として、営業・生産・調達の各部門が各々違う事業戦略を持っているため、在庫の回転率の悪化等の物流に関する問題が発生している。

こうした課題への対応として、メーカーがロジスティクス部門を設け、そこへ全権を委譲し、部門最適から全体最適へシフトすることが必要である。

船村興産倉庫株式会社「営業倉庫のお仕事」

ふじのくにロジスティクス東部地域フォーラム(事例紹介4)

<発表者>舩村雅彦氏(船村興産倉庫株式会社代表取締役)

<要旨>

荷物の保管業務だけでなく、自動車部品の検査業務も請け負っており、画像検査装置を設置している。こうした付帯設備を有することで、請け負う仕事が広がっている。

あらゆる業種の背後に物流業者の活躍がある。経済活動を人間に例えれば物流は血液の流れであり物流なくして成り立たない。こうした重要性を世間に認知してもらう必要がある。

5情報・意見交換「東部地域の産業と物流の発展に向けて-物流の効率化・高度化-」

論点1「地域の産業の発展と物流のあり方について」

ふじのくにロジスティクス東部地域フォーラム(情報意見交換)

<要旨>

井上理氏(株式会社富士ロジテック営業本部長)

清水港をゲートウェイにして、県内製造業が付加価値をつけ、東名・新東名を活用した物流を構築するといった戦略が考えられる。

今後、国内の医薬品物流のスタンダードもグローバル化が進む。厳しいセキュリティーに対応するための設備投資が必要となり、それをいかに回収していくかがカギとなる。

人材面では、医療関係の市場に対応できる理系や、メーカーで技術系・品質管理系を経験した者を雇用するなどの対応をとっている。

 

鈴木篤氏(不二運輸株式会社代表取締役社長)

生産から消費までの活動の中で物流は発生する。物流が活性化するためには、まず製造業が活性化しなければならない。

 

鈴木雅之氏(アステラスファーマテック株式会社富士工場長)

静岡県は、東日本と西日本の中間に位置しており効率的な輸送が可能であることから、多くの医薬品企業が立地していると考えている。

今後の方向性として、同業他社や他業種との連携による物流の合理化が必要である。

温度管理の厳しい医薬品業界としては、静岡空港の近くに保冷倉庫が充実すれば、航空貨物輸送の基地として活用できると考えている。

物流の高付加価値化といった視点では、例えばメーカーと物流業者が一体となって温度管理に対応して品質を保証していくことが必要である。

 

舩村雅彦氏(船村興産倉庫株式会社代表取締役)

昨日の報道で、県が新東名や東名IC周辺の物流施設の立地規制を緩和する方針を固めたとのことであった。安価な土地を確保したいと考えていたので、こうした規制緩和を活用していきたい。

 

論点2「災害に強いロジスティクスの構築について」

<要旨>

井上理氏(株式会社富士ロジテック営業本部長)

東日本大震災では、群馬県の物流センターから東北地域への物資供給の業務を経験したが、道路・燃料・停電状況等、各種情報をコントロールする管制塔役の必要性を感じた。

 

鈴木篤氏(不二運輸株式会社代表取締役社長)

災害時に緊急物資を確実に配送できるシステムを構築し、訓練を行うことが重要である。

 

鈴木雅之氏(アステラスファーマテック株式会社富士工場長)

全製品の4~6カ月分の在庫を、東西の物流センターに備蓄している。

国がインフルエンザ用のタミフルを備蓄しているように、行政が災害時用として、その他の重要な医薬品についても備蓄していただけるとありがたい。また平時において、複数の物流業者と輸送契約を結んでいるものの、災害時に機能できるかといった不安もあるため、行政が災害時用のトラックや燃料を確保してくれればありがたい。

 

舩村雅彦氏(船村興産倉庫株式会社代表取締役)

救援物資の集積所については、民間倉庫を活用し、現場のコントロールは、普段から荷物を扱っている物流業者をうまく活用してもらいたい。

 

総括

苦瀬博仁氏(東京海洋大学教授、日本物流学会会長)

物流なくして産業の発展はない。荷主企業は物流をコストダウンの対象として見るのではなく、物流企業と連携した付加価値創造への取組が、産業の発展につながる。

 

 



お問い合わせ

知事直轄組織政策推進局総合政策課

〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-2145

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