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7月24日、大須賀副知事とともに県西部地域へ行き、天竜厚生会が運営する社会福祉施設を視察しました。
健康福祉部が所管する福祉・医療分野は、特別養護老人ホームや保育園、障害者支援施設、病院・診療所など、公立、民間を問わず、様々な施設の方々の御努力・御協力により、施策の推進が図られています。
こうした皆様の課題や現状を把握し、県の施策に反映させるため、できるだけ福祉・医療の現場に出向き、皆様の御意見を伺うようにしています。
今回伺った天竜厚生会は設立から今年で65周年を迎え、高齢者、児童、障害者、医療等を合わせると200の事業を手掛ける、県内でも大規模な社会福祉法人です。
天竜厚生会研修センターでは、山本理事長様、渡邊常務様から、昭和25年5月に結核後保護対策として設立された「天竜厚生会」の成り立ちや、現在の事業概要等について幅広くご説明をいただきました。特に、障害者のグループホームや就労施設についてのお話を伺いました。また、昭和56年より始めた福祉教育についての御意見も伺いました。
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次に、障害者支援施設の「浜名」に行き、重度(平均障害支援区分5.5)の身体障害者の入所支援や、障害児者の日中一時支援の様子等について視察させていただきました。西施設長様から、利用者の高齢化や入所期間の長期化等についての説明をしていただきました。 |
3カ所目は、こちらも障害者のための就労継続支援A型事業所※の「天竜福祉工場」を視察しました。こちらの施設では障害者が、クリーニング作業に取り組む様子を拝見しました。また、鈴木施設長様から、障害者の就労の課題や、福祉施設から一般就労への移行等についての御意見を伺いました。 |
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最後に、浜松市天竜区にある「やまびこ保育園」を視察しました。放課後児童クラブとデイサービスセンターが併設されていることが特徴で、園長の山本先生から、保育園児とお年寄りが普段の生活の中で交流することができ、双方によい影響が生まれていますとの説明がありました。 また、園庭では、保育園児と放課後児童クラブを利用する小学生が遊んでいる姿を見かけました。クラブの利用者は、やまびこの卒園生がほとんどで、小学校に上がってからも児童の保護者の方から、相談を受けることが多いそうです。 |
視察に御対応いただいた天竜厚生会の皆様、お忙しいところありがとうございました。
今後も関係する施設や事業所をまわり、福祉・医療の現場の皆様の御意見を伺いながら、「『安心』の健康福祉の実現」に向け、施策の推進に努めて参ります。
就労継続支援A型:企業などで就労することが困難な障害者に、雇用契約に基づく就労の機会を提供する就労継続支援事業。事業所での作業を通じて、知識・能力の向上を図り、一般就労に向けた支援を行う。
お問い合わせ
健康福祉部こども未来局こども未来課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2928
ファックス番号:054-221-3521
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