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7月26日、静岡県医師会館において、医療関係者等を対象とした、子ども虐待対応・医学診断研修会を開催しました。
この研修会は、平成24年度から一般社団法人静岡県医師会と共催で開催しています。今年度第1回の開催となる今回は、身体的虐待の事例を通して、医療機関での発見からその後の児童相談所等関係機関による対応に至る中で、医療関係者が果たすべき役割に関する実践的な内容となりました。 |
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当日は、医師、看護師、保健師、ソーシャルワーカーなどの方々55人に御参加いただきました。研修会には、NPO法人子ども虐待ネグレクト防止ネットワーク理事長や日本子ども虐待医学会理事兼事務局長などを務め、医療機関における児童虐待の早期発見・対応に長年取り組んでいる、山田不二子氏を講師としてお招きし、診察時の事故と虐待の見分け方や、児童相談所への通告等の対応についてのお話を伺いました。 山田氏によれば、診察場面で症状と養育者の説明する受傷経過が矛盾しないかを確認し、養育者とは別室で子どもから話を聞くなどして、虐待を見逃さないよう徹底して欲しいとのことでした。 参加者からは、乳児の頭蓋骨骨折の事故と虐待の見分け方についての質問があったほか、虐待する養育者への支援も必要などの意見がありました。 |
今年度は、今回を含め、同様の研修会を3回開催する予定です。これらの研修会を通じて、医療機関で児童虐待を見逃さず、通告等につなげるなど適切に対応する体制を強化し、虐待予防や早期の発見と対応、再発防止を図ってまいります。
お問い合わせ
健康福祉部こども未来局こども家庭課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3628
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