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てんかんの患者は、適切な治療を受ければ、約7~8割の方が支障なく通常の社会生活を送ることが可能といわれています。
その一方で、適切な治療を受けていない患者による自動車事故などの社会的問題も発生しており、医療者が適切なてんかん医療に取り組むとともに、患者や県民に対し疾患の正しい知識の普及が必要となっています。
てんかんとは 大脳の神経細胞が一時的に過剰に活動する「てんかん発作」を反復する病気で、症状は、手足が一瞬ピクンと動くだけのものや、意識を失い動作が停止したり、全身がけいれんするなど様々です。 乳幼児から高齢者まで、どの年齢層でも発病する可能性がある病気ですが、発症率は1,000人あたり5人から8人と言われており、小児と高齢者に高い傾向があります。 |
発作時脳波モニタリングの様子(その1) |
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発作時脳波モニタリングの様子(その2) |
11月26日に開催した設置に関する記者会見において、てんかん診療拠点機関となった国立病院機構静岡てんかん・神経医療センターの井上有史院長から、「県全域での活動を通じて、てんかんに対する正しい理解の普及啓発を含めた総合的な支援体制を整備していきたい」との言葉をいただきました。 |
県では、今年度、国のモデル事業を活用し、てんかん診療拠点機関を設置することにより、てんかんに対する診療連携体制を強化するとともに、患者や家族の支援も含めた総合的な支援体制を整備していきます。
お問い合わせ
健康福祉部障害者支援局障害福祉課精神保健福祉室
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2920
ファックス番号:054-221-3267
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