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ホーム > 健康・福祉 > 健康・医療 > こども家庭相談センタートップ > 静岡県精神保健福祉センタートップ > うつ自殺予防対策「睡眠キャンペーン」 > うつ病Q&A

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更新日:平成24年2月10日

静岡県精神保健福祉センター

うつ病Q&A

娘「お父さん、先週からずっと、よく眠れてないでしょ」

「早く目が醒めちゃうだけだよ。なんのこれしき」

「もう、オヤジくさい!うつ病のサインかもしれないんだよ」

「お父さんはそんなにヤワな性格じゃないよ」

お父さん「性格は関係ないの!ストレスが続けば誰でもかかるの」

「みんなストレスを抱えて働いてるんだ。俺だけじゃないよ」

「そうやって我慢してて、ほんとに倒れちゃったらよけいに困るでしょ」

「それはそうだけど。でも、俺はうつ病なんて……」

「ほら、悩んでないで、Q&Aを読んでみればいいじゃん」

Q1不眠はうつ病と関係あるの?
Q2うつ病って精神の病気じゃないの?
Q3うつ病ってほんとに治るの?
Q4うつ病と自殺は関係あるの?


 

Q1「不眠はうつ病と関係があるの?」

A1
うつ病にかかると、ほとんどの人が睡眠に障害をきたします。うつ病と不眠には深い関係があります。

うつ病に見られた症状の捉えられ方(グラフ)


気がかりなことがあると寝つきが悪くなるのは誰にでもあることですが、体が疲れていてゆっくり眠りたいのに、夜中に目覚めてしまう(中途覚醒)とか、朝早くに目覚めてしまって十分に眠れない(早朝覚醒)といった不眠症状が、うつ病の初期にはよく現れます。休みの日も含めて二週間以上中途覚醒や早朝覚醒が毎日続くときは、うつ病が疑われます。

 

タイプ 内容 備考
入眠困難 寝床に入っても、なかなか寝付けない。 うつ病でなくても、気がかりがあるとなる。
中途覚醒 夜中に目が醒めてしまい、その後度々目覚めて、よく眠れない。 うつ病に多い。
早朝覚醒 夜明け前に目が醒めてしまい、それから寝なおせない。 うつ病に多い。
熟眠困難 眠りが浅く、ぐっすり寝た気がしない うつ病でなくても、気がかりがあるとなる。

 

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Q2「うつ病って精神の病気じゃないの?」

A2
うつ病は、はっきりとした身体の病気がないのに、心身ともに調子が悪くなり、日常生活に支障をきたすようになる病気です。強いストレスにさらされれば誰でもかかる可能性があり、中高年に多い病気です。
常に緊張を強いられるストレスの強い環境に置かれ続けると、脳の神経伝達物質のバランスが崩れ、心や体の基本機能の調整がうまくいかなくなることで、うつ病になってしまうと考えられています。
うつ病は、精神的な病気と捉えられがちですが、様々な身体症状が現れて、心も体も全体的に不調におちいってしまう、心と体の病気です。
項目 内容 訴え
心の症状 気分の落ち込み、意欲低下
集中力低下
「気持ちが沈んで、やる気がでない」
「テレビや新聞を見ても、頭に入ってこない」
睡眠 不眠の継続
特に中途覚醒・早朝覚醒
「毎日眠れていない」
「目が覚めてしまって眠れない」
食欲 食欲低下
体重減少
「食欲がでてこない」
「何を食べてもおいしくない」
「急に体重が減った」
全身倦怠感 体がだるい 「いつもだるい」「体が重い」
自律神経 動悸、めまい、発汗、便秘など 「すぐにどきどきする」
「じっとりと汗をかく」
ホルモン 性欲低下など 「性欲がなくなった」
疼痛等 頭痛、肩こり、腰痛など 「頭が痛い」「肩が痛い」「腰が痛い」

うつ病は、生命維持の基本である食欲と睡眠がむしばまれるため、体力も気力も低下し続けます。「自然に治る」とか「頑張ればなんとかなる」と考えて、辛さを我慢しているうちに、うつ病を“こじらせて”(重症化させて)しまう人が少なくありません。
うつ病が重症化すると、「自分の体調が悪いせいで周りの人に迷惑をかけて申し訳ない。死んでお詫びをするしかない」などと自殺を考えるようになることがあります。最悪の場合、それを実行してしまうのがうつ病の怖さです。
しかし、早期に適切な治療を受ければ、多くの人がうつ病から回復しています。変調を感じたら、我慢をせずに、まずかかりつけのお医者さんに相談しましょう。

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Q3「うつ病ってほんとに治るの?」

A3
近頃、何人かの芸能人が、以前うつ病にかかっていたことを公表しています。彼らがテレビで闘病生活を語る姿を見ると、うつ病から回復して、元気を取り戻していることがわかります。うつ病にかかっても、適切な治療により、多くの人が生き生きとした生活を取り戻すことができます。うつ病の治療のポイントは、薬による治療、環境調整、休養、再発防止です。

【うつ病の薬について】

うつ病の治療で主に使われるのは抗うつ薬です。抗うつ薬は、脳の中の神経伝達物質のアンバランスを修正する働きがあり、不眠、食欲低下、だるさなどの症状をやわらげます。うつ病からの回復期間は、大体3ヶ月~半年が目安です。薬の効果が出始めるのに2~3週間かかりますので、早めに医師に相談するのがいいでしょう。ただ、抗うつ薬を飲み始めると、効果より先に副作用(嘔気、胃痛、焦燥感など)が出ることがあります。副作用は1~2週間でおさまることが多いのですが、服薬について気がかりなことがあれば、副作用どめの使用、薬の変更、服薬の中止などについて、主治医とよくご相談ください。薬の効果や副作用の現れ方には個人差があるので、服用にあたっては、主治医としっかりとコミュニケーションをとり、十分な説明を受けることをお勧めします。
なお、薬による治療とあわせてカウンセリングを行うこともあります。うつ病になると、物事を悲観的に考えたり、ひとつの失敗にとらわれたり、100でなければ0と同じだと極端な考え方になりやすくなるなど、自分の気分がいっそう落ち込むような受け止め方をしてしまいがちです。このような思考の癖に対しては、認知療法というカウンセリングも有効だといわれています。

【環境の調整について】

うつ病にかかる人の多くが、仕事やお金や対人関係などの悩みを抱えています。そのため、治療や社会復帰にあたっては、過重なストレスがかからないないように環境を配慮する必要があります。家族や職場の人は、どのような配慮がその人に合っているのか、主治医と相談してみると良いでしょう。また、借金やパワハラなど現実的な問題を解決しないとストレスが減らせない場合もあります。そのようなときは、それぞれの専門相談機関を利用して、問題の解決を図ることも必要です。

【休養について】

休養が大切だとわかっていても、現実にはなかなか休みをとれない人が多いのではないでしょうか。しかし、無理を無理と思わずに心身を酷使し続けた結果、結局、長期の療養生活を送らなければならなくなってしまったという人が増えています。疲れているのに眠れないことが何日も続くと、体が徐々にまいってしまいます。頑張りや我慢だけで乗り越えようとせずに、早めにまわりの人や医師と相談をしましょう。

【うつ病の再発防止について】

うつ病には再発の危険性もあります。特に、医師に相談せずに自分の判断で抗うつ薬をやめてしまうと、症状のぶり返しが出ることがあります。お医者さんと相談しながら、徐々に薬を減らしていくことが大切です。また、ストレスの多い生活習慣を見直してみることも、再発を予防する上では重要なことです。何事も完璧を目指してやり過ぎないように、ときには気楽に”70点でいいや“という気持ちでいられると、ストレスに追い立てられずに、ゆとりのある生活を送ることができるでしょう。

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Q4「うつ病と自殺は関係あるの?」

A4
うつ病が必ず自殺に結びつくわけではありません。ただ、うつ病の悪化時や回復期に、死にたい気持ちが湧き上がることがあります。
自殺企図をした人の精神状態精神障害の内訳

自殺企図をした人の精神状態精神障害の内訳(グラフ)


自殺しようとして命をとりとめた人を対象に、どのような精神状態にあったのか調べた調査があります。それによると、75%の人に精神的な不調が認められたそうです。また自殺既遂者のうち約半数がうつ病でした。自殺とうつ病の間には、深い関係があると考えられています。
自殺に対して「覚悟の上なんだから、無理に止めなくてもいいのではないか」という意見を聞くことがあります。しかし、命をとりとめた人の多くは「あの時は自殺のほかに楽になる方法を思いつかなかったが、今考えると他の方法はあった」と言うそうです。追い詰められた人は、普段の判断力が働かない病的な状態で、自らの命を危険にさらしてしまうことが少なからずあるようです。このような危険な状態に陥る前に、早期にうつ病を治療すれば、取り返しのつかない悲しい出来事を防ぐことができるのだと思います。
困難な状況にある人を孤立させることなく、職場や家庭や地域の中で互いに支えあうネットワークが築かれていくことが、自殺という痛ましい出来事を減らしていく力のひとつになるのだと思います。

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お問い合わせ

静岡県こども家庭相談センター 

静岡市駿河区有明町2番20号

電話番号:054-286-9245(精神保健福祉センター)

ファックス番号:054-286-9249

メール:mental@pref.shizuoka.lg.jp

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