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更新日:平成24年2月10日
「こころの健康ガイドブック」とゲートキーパー~あなたも「ゲートキーパー」になりませんか?~「こころの健康ガイドブック」を作成しました。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
被災地からの贈り物
静岡県では、東日本大震災に際し、医療救護チーム、こころのケアチームを岩手県に派遣しました。先日、支援をさせていただいた宮古市など、岩手県の沿岸部4市町から、被災地支援のお礼として手作りの木製キーホルダー(写真)が送られてきました。そこには、「絆」の文字がくっきりと焼き込まれていました。 無縁社会、高齢者の孤独死などが話題になった後、東日本大震災が起こり、私たちの誰もが人と人とのつながりの重要性を再認識することとなりました。皆さんは、子どもや配偶者、恋人など、誰か大事な人の様子がいつもと違う、元気がないと感じたとき、どうされますか?おそらく、「どうしたの?何かあったの?」と声をかけるのではないでしょうか。 その自然な一言の重要性が、いま、とても見直されています。 絆と「ゲートキーパー」「ゲートキーパー」というのは、聞き慣れない言葉かもしれません。直訳すれば「門番」という意味ですが、自殺予防対策の中で用いられる場合は、いわゆる「門番」=中にいれない人、ではなく、正反対の、「悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人」のことです。 これは、何も特別なことではなく、誰もが自然に行っていることです。迷子の子を見つけたら安心させながら交番に連れて行く、ATMの前で困っているお年寄りがいたら、銀行の人に声をかける。職場で、新入社員や異動してきたばかりの人が戸惑っていたら、「どうしたの?」と声をかける。ごく当たり前の、こうした気遣いの一つ一つが、人と人とのつながり、「絆」の一部なのだと思います。 「こころの健康ガイドブック」と「ゲートキーパー養成研修」深刻な悩みを抱え、体調も悪そうで、とても落ち込んだ様子の人がいたら。どんな表れに注目し、どんなふうに声をかけるか。そして、その人が抱えている個々の問題によって、どこにつなげたらよいのか。「ゲートキーパー養成研修」では、簡単なテキスト「こころの健康ガイドブック」を用いながら、具体的な声のかけ方が勉強できます。時間は30分程度の簡易なものから、ロールプレイを交えた2時間程度のものまで、受講者のニーズに沿った組み立てが可能です。 このガイドブックには、静岡県の自殺の現状、うつ病について、睡眠の重要性、具体的な声のかけ方、主な相談窓口などが盛り込まれています。また、職員が描いたイラストも交え、親しみやすい内容としています。各ページには全10問の「ゲートキーパーQ&A」も掲載しました。 「こころの健康ガイドブック」をテキストに、「ゲートキーパー養成研修」をみなさんの身近でも開催してみませんか? 「眠れてる?」まずはこの声かけからこのページをご覧の皆さんも、とても落ち込んだ様子の人を見かけて、どう声をかけたらよいか戸惑ったことがないでしょうか。 静岡県では、身近な不眠症状を手がかりに、深刻なうつ病を早期発見する「睡眠キャンペーン」に取り組んできました。女子高校生の娘が、「パパ、ちゃんと眠れてる?」と呼びかけるポスターやリーフレット、テレビCMをご覧になった方もいらっしゃると思います。 自殺の多い中高年男性の多くは、「何か悩みがない?」と聞かれても、「大丈夫」と無理をしてしまいがちです。また、借金や職場でのトラブルなど、なかなか人には打ち明けづらい悩みも多いでしょう。そんな時でも、眠れているか、食欲はあるか、だるくはないかといった身体のことならば、比較的、抵抗感無く答えてくれるでしょう。 最近では、不眠が生活習慣病とも深く関わっており、睡眠をしっかりとることが生活習慣病予防にも役立つことが分かってきています。快適な睡眠は、健康づくりの第一歩でもあるのです。 悩んでいる人にどう接するの?(深刻な場合)皆さんの中には、「死にたい」といった深刻な話しを打ち明けられた経験をお持ちの方もいるかもしれません。「死にたい」と言われたら、出来る限りその話に触れないようにする、そっとしておくのは、実は望ましい対応ではありません。「こころの健康ガイドブック」は、内閣府が作成した「誰でもゲートキーパー手帳」と連動しており、危機介入に有効というエビデンス(科学的根拠)がある「メンタルヘルスファーストエイド」についても紹介しています。 「メンタルヘルスファーストエイド」は、「『リ』スク評価する」、「『は』んだん・批評せずに聴く」などの頭文字をとった、「り・は・あ・さ・る」というわかりやすい手順に従って、自殺を考えるほどの深刻な状態にある人をサポートする方法です。「ゲートキーパー養成研修」では、この「り・は・あ・さ・る」、「メンタルヘルスファーストエイド」の手順を学ぶこともできます。 興味を持たれた方は「こころの健康ガイドブック」や、「ゲートキーパー養成研修」に興味を持たれた方は、まずは静岡県精神保健福祉センター(054-286-9245)までご連絡ください。 |
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