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更新日:令和3年3月1日
学園では事業の一環として、外部に講師を依頼し、県内の障害児者事業所、特別支援学校
福祉行政機関の方々を対象としての「強度行動障害研修会」を毎年1回開催しています。(※令和2年度は感染症対応のため、外部の方々を対象としての研修会は中止し、学園内での”強度行動障害についての理解を深める”職員研修を実施しました。)
令和元年度の研修会について紹介します。
令和元年12月9日(月曜日)に磐田市の磐周教育研究所で『強度行動障害研修会』を開催しました。
県下全域の障害児(者)入所及び通所施設、放課後デイサービス等の事業所、特別支援学校、児童相談所等の職員訳70名が参加しました。障害特性と具体的な支援方法を講義と演習で学びました。併せて、当学園が支援している実践報告をしました。
【強度行動障害とは】
平成29年度末で全国的に3万1千人いるといわれている、自傷、他害行為当があり、著しく処遇が困難な児、者の状態をいいます。強度行動障害児、者は生まれながらの障害ではなく、環境との相互作用で引き起こされる二次的障害です。強度行動障害の状態を表す方の9割が自閉症といわれているため、自閉症の障害特性の理解が必要といわれています。
【研修内容】
1 講 義 「強度行動障害支援を行う上で大切なこと~強度行動障害支援に対する心構えとは~」
講師:国立のぞみの園あじさい寮 伊豆山澄男 氏
2 実践報告 「磐田学園における強度行動障害児支援の取組み」
3 演 習 「課題分析」「チームプレイで仕事をする大切さ」
【講義の様子】 【グループディスカッション】
【参加者の声:アンケート結果から】
・「良かった」、「大変良かった」が91.6%(回答率:96%)
・伊豆山先生の分かりやすい講義と「グループワークが今後の支援に役に立つ内容でした。
・何を大切に考えるかを教えていただきました。行動にとらわれず、ご本人の生活の質の向上の見通しをつけて支援に活かしたいと思います。
・自分たちにもまだできる事があると気づくことができた。
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