
|
<Erysipelothrix rhusiopathiae>
- グラム陽性細小桿菌(0.5〜2.5×0.2〜0.4μm)
- やや湾曲
- 通常単在ないし2連鎖、しばしば長連鎖を呈する
- 非抗酸性
- カタラーゼ、オキシダーゼ陰性
- 硫化水素産生(写真6)
- ゼラチン培地でブラシ状発育(写真5)
- クエン酸ナトリウム加家兎プラズマに対する凝固作用
- 熱に弱い
- 逆性石鹸、塩素剤、ヨード剤で殺菌可であるが、自然環境下では比較的長期間生存する。
|

- 分布:海水及び淡水産魚介類の体表、下水、動物の飼育環境等幅広い。
- 健康豚からも分離される。
- 感染経路:主に経口感染、創傷部からの感染
- 発生動向:毎年約数千頭。昭和50年に入り生ワクチンの普及により約千頭に減少。50年後半から間接炎等の慢性型がやや増加傾向。
|
|

<敗血症型>
- 突然の食欲廃絶、歩行困難、横臥、呼吸促迫、振戦、嘔吐、42℃以上の高熱、全身にわたり淡紅色〜暗赤色の斑紋。便は最初硬く、後に下痢や血便となる。全身の斑紋はしだいに不明瞭となり、紫ないし黒紫のチアノーゼを呈して死亡。
- 急性:2〜4日で死亡。致死率は50〜90%
- 甚急性:発熱から1〜2日で死亡。
- 血清型1a型菌の感染による。
<蕁麻疹型>
- 軽度の食欲不振と40〜41℃の発熱から1〜2日後、表皮2〜3cmの丘疹(菱形疹(写真1))が現れる。4〜10日で中心部から消失、治癒。
- 致死率は5%
- 血清型2型菌の感染による。
|

写真1:菱形疹
|
|

検体:発疹部位
CVアザイド培地で分離された青味を帯びたコロニー(写真2、3)を釣菌し、TSI寒天培地でブドウ糖、乳糖分解及び硫化水素発生、ゼラチン培地でブラシ状発育(写真4)を確認し、豚丹毒菌と同定。
|
|

写真2 豚丹毒菌
|

写真3 左写真拡大
|
|

写真4 ブラシ状発育
|