清水港

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ページID1029633  更新日 2023年1月13日

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概要

清水港は、本州のほぼ中央、駿河湾の湾奥部に位置し、世界遺産である富士山を背景に、その構成資産の一つである三保松原を有する三保半島を天然の防波堤として、古来より栄えてきた日本屈指の良港です。

清水港のいま

明治11年の清水波止場の築造が近代港湾の発端となり、同32年に開港場の指定、昭和27年に国際貿易港として特定重要港湾の指定がなされ、平成23年の港湾法改正により、現在は、国際拠点港湾に位置付けられています。

平成25年5月には新興津コンテナターミナル第2バースの供用を開始し、第1バースと合わせて水深15m延長700mの岸壁に大型コンテナ船の2隻同時接岸が可能となりました。これにより積み替えの効率化が一層図られ、利便性が格段に向上しました。

貿易港としての清水港

清水港の背後には自動車、自動二輪車、楽器などの輸出関連企業や半導体などの先端技術企業が集積し、北米・欧州の基幹航路をはじめとして20を超える外航定期コンテナ航路が就航し、年間50万TEUを超えるコンテナ取扱量を誇る日本有数の国際貿易港として、県内の産業活動や県民生活を支える物流拠点として重要な役割を担っています。

今後は、平成29年度に予定されている中部横断自動車道や圏央道などの開通による道路ネットワークの拡充に伴い、内陸部の山梨県や長野県、北関東などとの輸送時間距離の大幅な短縮が期待されることから、新興津コンテナターミナル第2バース背後のコンテナヤードや企業用地の確保など、物流拠点として更なる強化・高度化を進め、効率性及び利便性の向上を図ります。

清水港とまちづくり

世界的なクルーズ人気の高まりや、平成25年6月の富士山世界遺産登録などにより、クルーズ船の寄港が急増しています。しかしながら現在、清水港に入港するクルーズ船は、荷役が行われている日の出ふ頭に接岸しており、乗客や見学者と貨物の流れの混在が課題になっています。

この状態を解消し快適で安全な交流空間を形成するため、日の出4号、5号及び6号の上屋機能を興津地区へ移転させ、来訪者の利用エリアを拡大するとともに、その跡地を利用して交流空間を創出することにより、クルーズターミナルを核とした清水港の交流拠点化を目指します。

平成28年1月には、清水都心WF(ウォーターフロント)地区の開発マネジメントに関する会議を発足させ、隣接する中心市街地も含めた魅力あるみなとまちづくりに官民一体で取り組んでおります。

このほか、富士山の眺望と港の風景が調和した景観を形成するため、アクアマリン(10B7/8)とホワイト(N9.5)の色を基調とし港を彩る「清水港みなと色彩計画」を推進し、人々に親しまれる港まちづくりを目指しています。

防災対策

想定される南海トラフ巨大地震等への対応を図り、本県の経済活動を継続するため、平成27年2月には「清水港みなと機能継続計画(清水港みなとBCP)」を策定しました。さらに、災害時に県民の方々の生命財産を守り、経済活動の早期回復を果たすための防災・減災対策が進められています。

航空写真

写真:清水港

このページに関するお問い合わせ

交通基盤部港湾局港湾企画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2614
ファクス番号:054-221-2389
kouwan_kikaku@pref.shizuoka.lg.jp