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更新日:平成27年4月16日

「医療ミスを起こしてしまった!」と電話がかかってきたら…

ケース1インシュリンの量を間違えてしまった!

 ケース1 インシュリンの量を間違えてしまった!

私と妹は看護師をしています。

ある日、私の父が血相を変えて「花子(仮名:妹)が『医療ミスをして患者さんを死なせてしまった。』と泣きながら電話してきている。」と電話口で話していました。電話は、弁護士と院長とも替わり、父に説明しているようでした。

父は「そちらに行く。警察に通報する。」と言いましたが、電話の相手は「病院には来なくて良い。示談金は…。」という返答でした。私も父同様にかなり動揺していましたが、妹がどういうミスをしたのか電話を替わって訊くいて見ました。答えは「点滴に入れるインシュリンの量を間違えてしまった。」とのことでした。これを訊いた私は、「それはおかしい」と感じました。何故なら、妹は「透析専門の病院」に勤務していたため、インシュリンを使用することはほとんどないはずだったのです。

私は、電話の相手に「一体、どういう状況で、どのような時に使ったのか」などと詳しく説明を求めたところ、電話は切れました。

その後、本当の妹と連絡が取れ、事実がないことが判明しました。

あとになって考えれば、つじつまの合わない内容ばかりでしたが、妹を名乗る女の声は本物のようで、姉妹でも区別がつきませんでした

父に聞けば、院長と名乗った男の名前は、以前院長を務めていた者の名前でしたので、過去の病院職員の名簿が流れているのかも知れません。

今回は、周りに家族がいて相談できたし、私に医療知識があったため被害を免れましたが、状況が違っていたらと思うと恐ろしい気がします。電話がかかってきて初めて、本当に気が動転し、冷静ではいられなくなることがわかったのですから。

被害を免れるためには、

  • 電話を一旦切る
  • 他の誰かに相談する
  • 自分にも起こるかも知れないという心構えが必要

だと思いました。

(焼津市在住 30歳代女性)

ポイント

体験談イラスト-1

今回のケースは「医療過誤」という、ニュースなどでも大きく取り上げられる内容で電話がかかってきています。

普段、ニュースで見聞きしていると、いかにも起こりそうな気がすると同時に、公になった場合の反響の大きさに恐怖を感じるかも知れません。

しかし、冷静になって考えみてください。必ずおかしいところが見つかるはずです。絶対に鵜呑みにせず、その場に相談できる家族がいなければ、警察や知人などに相談しましょう。

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