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更新日:平成27年4月16日

そんな手にはだまされないヨ!(その他)

 ケース1 今回で3度目!だまされないよ!

ある日、息子を名乗る男から「お母さん?」と電話がかかってきました。

電話の男の声は息子と似ていたが、すぐに偽者だと気づきました。というのも、いつも息子は「太郎(仮名)だけど」と言うのですが、その電話の男は何も言わなかったからです。

既に私が見抜いたことを感じ取っていたのか、男は「すぐ帰るから。」と言い、電話を切ってしまいました。かかってきた電話番号を調べたところ、「非通知」での発信でした。

実は、私がオレオレ詐欺の電話を受けるのは今回で3回目です。最初は「太郎が交通事故を起こした」という警察官を装った男からの電話で、2回目は「会社で問題を起こしたから、すぐ帰る。」という息子を騙る男からの電話でした。しかし、今回同様、すぐに見破り、落ち着いて、余分なことを言わずに対応したため、電話はすぐに切れました。

最近は、電話で人をだまして儲けようとする嫌な世の中です。電話がかかってくれば確かに気味が悪いものですが、冷静に対応すればかなりの確率で被害を防ぐことができるのではないでしょうか。

(島田市在住 50歳代女性)

ポイント

体験談イラスト-1

今回の方はオレオレ詐欺の電話が3回もかかってきたそうですが、普段からオレオレ詐欺を見聞きしており、冷静に対応したことから、すぐに偽者だと見破っています。

複数回電話がかかってくるということは、名簿などで個人情報が流れているおそれがあります。普段から、家族や知人などとも情報交換をしておくことも大切ですね。

 ケース2 この頃、忘れっぽくてね!

私は普段から、人の話し方や声で、相手を識別できます。

ある日の昼過ぎ、若い男が小さな声で「太郎(仮名:息子の名)だよ。」と電話をかけてきた。私が「あ、太郎?」と答えると、男は急に大きな声になり「そうだよ、あのさあ、携帯電話落としちゃって。番号が変わったから言うね。いい?」と答えました。

私は「いいよ。ところでさあ、もうすぐ誕生日だよね。何日だっけ?この頃忘れっぽくてね!」と尋ねてやると、電話は突然切れました。

(富士市在住 60歳代女性)

ポイント

体験談イラスト-2

今回のケースは、おそらく声で偽者だってことがばれてしまったと思われるが、とぼけたふりして誕生日を訊いてくるなんて「悪人をコケにするな!」って言いたい!こっちが泣きたくなるヨ!!

 ケース3 会社で大きなことをしてしまった!

私の80歳代の母が留守番をしているところへ「オレだけど。」と電話がかかってきました。母は「太郎(仮名:孫の名)かい?と答えてしまいました。男は「会社で大きなことをしてしまい、お金が必要になった。」と要求してきました。母が、私に相談すると言うと、男は「また後で連絡する。」と言い、電話は切れました。

母から電話を受けた私は、すっかり信じ込んで気が動転してしまいましたが、その後男からの連絡が無いため、こちらから本当の息子へ連絡し、事実が無いことがわかりました。気が動転してしまうと、すっかり信じ込んでしまうものですね。

それから1年近く経って、私が在宅中、男から「太郎だけど。」と電話がありました。私は声の感じが少し違うことに気づいたのですが、「どちらの?」と訊くと、男は「山田太郎(仮名)だよ。」と答えました。男は「会社のことで相談がある。」と言うので、「どこの会社?」と尋ねてやると、男は電話を切ってしまいました。

どうして、息子のフルネームを知っていたのか疑問ですが、冷静に対応できたことが被害を免れた原因だったと思います。

(富士宮市在住 60歳代女性)

ポイント

体験談イラスト-1

今回の方は、最初に息子さんの声が違うことに気づいて、冷静に対応できました。普段の落ち着いた状態であれば、すぐに見破ることが出来るのでしょうが、気が動転すると、先入観からすっかり本物だと信じ込んでしまう恐れがあります。家族の方とは、普段から出来るだけ会話をして、話し方の特徴を掴んでおくことが大切ですね。

また、犯人は息子さんのフルネームを知っていたようです。名簿などで個人情報が流れているおそれは充分に考えられますので、他の家族や親戚などの誕生日を訊いてみる、あらかじめ合い言葉を決めておくことも有効です。

 ケース4 あんたのお母さんじゃないよ!

ある日の午後、男から「もしもし、あっ、お母さん!オレだよ!太郎(仮名:息子の名)だけどねえ。」と電話がありました。

電話に出た私はすぐに偽者だと気づきました。というのも、私の息子は、普段私のことを「おか」か「おかん」と呼び、けっして「お母さん」とは呼ばないのです。

私は、少しからかってやりたい気分でしたが、忙しかったため「嘘言わないの!私はあんたのお母さんじゃないヨ!」と言い、電話を切ってしまいました。

私は普段から「悪質商法」などにも関心があり、最新の犯罪手口なども情報収集しています。常に世の中の動向に関心を持つようにすれば、被害を防ぐことができるのではないでしょうか。

(浜松市東区在住 50歳代女性)

ポイント

体験談イラスト-2

母親の呼び方まではわからなかったな!確かに家族しかわからない「癖」なんかもあるだろうから、そういった細かい点に気づかれちゃ仕事にならねえヨ!

おまけに、色々と犯罪情報も調べているようじゃないか。そんなに関心を持っているとは手強いな!

犯罪情報を知りたい人は静岡県警察ホームページの「身近な犯罪情報」を見てみろよ!参考になるぞ!

 ケース5 専門用語を使っているけど…?!

ある日、高校の職員を名乗る男から「佐藤先生(仮名)のお宅ですか?」と電話がかかってきました。私は「いつもお世話になっております。」と答えると、男は「佐藤先生の奥様ですか?」と訊いてきました。私が「はい。」と答えると、男は「実は、佐藤先生が3時間目に不祥事を起こしまして…。」と言い、私が「それで?」と言うようなやりとりをしていると、私の手元にあった携帯電話の着信音が鳴りました。携帯電話の発信者を確認しながら会話を続けようとしましたが、電話は既に切れていました。

その後、本当の夫が勤務する学校へ電話し、事実がないことが確認できました。
相手の男が名乗った学校名は、夫が実際に勤務する学校で、学校関係者らしい専門用語を使いながらの会話でしたが、逆にそれが「不自然」に感じられました。通常、部外の者と話すときは、平易な言葉で話すのではないでしょうか?夫の話によれば、教職員の名簿は図書館で自由に閲覧できるところもあるようです。その影響からか、同僚の先生のところへも同様の電話がかかってきているという話も聞きました。

今回のケースでは、運良く会話の最中に携帯電話が鳴りましたが、犯人側からすれば、相手が1人の時に勝負したいところだったでしょう。相談相手がいたら嘘がばれる危険性が高くなると考えたのではないでしょうか。「家族の窮地」というと、動転してしまい、うろたえてしまうのも無理はありませんが、そうなったら相手の思うつぼです。こちらから余計なことは話さず、冷静に判断することが大切です。

しかし、一番大切なことは、賠償が必要な事を起こした場合は、お金で解決しようとせず、警察などを通して、誠意ある対応をすることですね。

(静岡市清水区在住 女性)

ポイント

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今回の方は、ご主人の名前や勤め先が正確だったことから、話を聞きながら不安にかられたようです。しかし、会話中に携帯電話が鳴るという幸運から難を逃れています。ですが、いつも携帯電話が都合良くかかってくるとは限りません。あわてないで、自分一人で考えず、家族や警察に相談するようにしてください。

「冷静な対応」が、被害を免れる第一歩なのですから。

 ケース6 助けてくれ~!

ある日の昼食後、鼻をつまんでいるような声の男から「もしもし、もしもし、もしもし」と電話があった。私も「もしもし、もしもし、もしもし」と答えていたが、根負けして「太郎(孫の名前:仮名)、風邪をひいたのかい?」と話してしまった。男は「うん、太郎だよ。風邪をひいた。助けてくれ~、助けてくれ~。金が必要だ。」と要求してきました。私は驚き、「わかった、お父さんに相談する。」と言って電話を切りました。その後、本当の孫に電話で確認すると、「おばあちゃん、だまされちゃいけないよ。それは詐欺だよ。だいたい、本当にお金が必要なら電話ではなく、直接借りに行くよ。」と笑いながら言われ、事実が無いことがわかりました。

それから2ヶ月くらい経った昼頃、男から「太郎だけど、500万円が必要だ。支度してくれ~。」と電話がありました。男はお金が必要な理由も言わないし、2ヶ月前の件もあるので、「おばあちゃんに、そんな大金支度できると思うか?」と語気を荒く答えて電話を切りました。多分2回とも同じ男からの電話だったと思います。今考えると、最初に孫の名前をこちらから話したのがまずかったと思います。「まさか、ウチには…。」という油断は禁物だとつくづく感じました。

(掛川市在住 80歳代女性)

ポイント

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「助けてくれ~」って言っているのだから、助けて欲しかったな。それに「鼻をつまんでいるような声」とは何だ!こちらも一生懸命演技しているんだけどなぁ。最初に名前を聞き出せたところまでは良かったんだけどな…。

「お金を借りるなら、電話ではなく、直接借りに行く」ってのもその通りかも知れないなぁ。でも、お金を振り込んでくれる人がいなけりゃ、こちらも仕事にならねえヨ!助けてくれ~!

 ケース7 「080」で始まる携帯電話番号ってあるの?!

ある日、私のところへ「こうじ(仮名:次男の名前)だけど、風邪をひいた。携帯電話を無くしてしまったから、番号が変わった。登録しておいて。」と電話がかかってきました。その男は妻の名前や、住所、単身赴任していることなどを自分から話してきました。雑談の中で話が出たのですが、少し違和感を感じました。ただ、話の内容には間違っている点はありませんでしたが、携帯電話の番号が「080」で始まるという点がひっかかりました。というのは、携帯電話番号は全て「090」で始まるものだと思っていたからです。

たまたま連絡がついた長男のところへ相談したところ、「それはおかしいな。弟に訊いてみる。」と確認してくれ、事実がないことがわかりました。

その翌日、同じ男から「オレの携帯電話を拾った人からイタズラ電話がかかってこなかった?」と電話がかかってきました。私は最初から嘘だと気づいていましたが、「この男はこれから何を言うのだろう。」という変な期待感がありました。その日の電話は、お金を要求されることなく切れました。

その2日後、再度同じ男から「会社を辞めなければならなくなった。」と沈んだ声で電話がありました。私は少しからかってやろうと思い、「何で?」と訊いたところ、男は「ちょっと…。」とモゴモゴ言っていました。そこで私が「あなた誰?」と訊くと、男は電話を切ってしまいました。

幸いにも、携帯電話番号の件で不審に感じ、最初から嘘に気づいていたため騙されずに済みましたが、相手の男はかなり詳しい次男の個人情報を持っていたようですし、3回に分けて電話をして、こちらの様子を探りながら犯行に及ぶなど、手が込んでいます。一歩間違えば騙されていたかもしれませんね。

(東京都在住 60歳代女性)

ポイント

体験談イラスト-1

今回の方は、なりすました人物とは別の家族と連絡を取り、本人に確認してもらっています。確認が取れたおかげで、2回目、3回目の電話では、相手をからかうほどの余裕が生まれています。

それにしても、かなり詳しい個人情報が流出しているとは怖いですね。「ここまで知っているから本人だろう…。」と早合点せず、慎重に対応しなければいけませんね。

とにかく電話でお金を要求されたら、まずは疑い すぐ確認! すぐ相談!が基本です。一旦、お金を振り込んだら、もうお金は戻ってこないのですから…。

 ケース8 また電話するね!かけてきてね!

私の母から聞いた話です。ある日、孫を名乗る男から「ばあちゃん、ボクね携帯電話を買ってもらったんだよ。番号を教えるから登録しておいて。また電話するね!かけてきてね!」と電話がかかってきました。男は、子ども風の声で、母はすっかり本物の孫だと信じ込んでしまったそうです。

数日後、同じ男が泣きじゃくりながら「今学校からかけているんだけど、ボクのしたことで友達に迷惑をかけた。だからお金が必要なんだ。授業があるから電話をかけてこないで、こちらからかけるから。」と電話がかかってきました。母が「おばあちゃんが何とかしてあげるからね!お父さんは知っているの?」と尋ねると、男は「ううん。」と答えました。母が「じゃあ、おばあちゃんからちゃんと話してあげるからね。」と言うと、男は「ありがとう!銀行の口座番号を聞いてすぐにまた電話するね!」と答えました。

その後、母が私の所に電話をかけてきました。「太郎(仮名:孫の名)ちゃんは、今どこに居る?」と訊かれたので、私は「学校だよ。」と答えると、母は「太郎ちゃんは携帯電話を持っている?」と訊いてきました。私が「持っているよ。」と答えたことで、母は電話の状況と一致したため、電話が事実だとより信じ込んでしまったようでした。

母は「あんた、太郎ちゃんを絶対に叱ってはダメだよ。今、お金が必要になったので、振り込むよう頼まれたんだけど、授業中じゃ、引き出しに行けないから書留の方がいいんじゃないかと思って…。」と話したところで、私がオレオレ詐欺だと気づき、事なきを得ました。

振り込む前に、私の所へ電話がかかってきて被害を免れましたが、その前に振り込んでしまっていたらと思うとゾッとします。それにしても、「事前に電話をかけてきて信じ込ませてから本題に入る」という、日差を使った手口には驚きですね。

(伊東市在住 男性)

ポイント

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おばあちゃんはすっかりだませたんだけどなぁ。「授業中で引き出せないだろうから、書留にしたほうが良い」なんて、気を回しすぎだよ!こちらが言ったように、振り込んでくれれば良かったのに…。

孫が学校に行っていることや、携帯電話を持っていることも当たっていたし、真実を裏付けることはたくさんあったのにな。こちらが適当に言うことも、まぐれで当たることもあるから、だまされたくなかったら、できるだけ「犯人が成りすました人物」に詳しい人に相談するんだな!

 ケース9 こんな事は誰にも言えない!

私の母が体験した話です。

ある日、一人住まいの母のところへ、若い男から「もしもし、オレ。」と電話がかかってきました。母は孫かと思い「太郎かぁ?」と訊くと、男は「うん、浄水器を買ったんだけど、その代金を明日までに支払わなければクビになる。」と答えました。母が「いくらだぁ?それは?」と尋ねると、男は「120万円だ。20万円は用意できるから100万円送って。」と要求してきました。男はさらに「その近くにはATMが無いから、隣町の銀行へ行って振り込んで振込先は埼玉の銀行で口座番号は…。」と告げました。母はその振込先をメモしましたが、この時、「埼玉の銀行」というのが、少しひっかかったそうです。

母は、男に言われたとおりタクシーを使って、偶然にも家にあった100万円を持って熱海の銀行まで向かいました。この時、母の頭の中は「孫がクビになっては大変」ということで一杯だったそうです。

銀行へ着いて、ATMの操作に不慣れであったため、受付の女性行員に尋ねると、支店長さんが近付いてきて別の部屋へ通されました。そこで、今までのいきさつを訊かれ、説明をすると、「では、お孫さんに電話をしてみましょう。」ということになり、太郎に電話を入れてくれました。支店長が太郎に、これまでのいきさつを説明してくれた後、太郎が母と話がしたいとのことで、母が電話に出ました。すると、太郎に「何やってるんだ?おばあちゃん、オレ、そんなことするわけないだろう!」と言われ、母は「やられたっ!」と気づき、急に恐ろしくなったそうです。日頃、テレビなどで見聞きしていたものの、「遠い町の話」だと、高を括っていたそうです。

母は80歳を越える高齢ですが、大変しっかりしていて、柔軟な頭をしています。しかしながら、そんな母でも、孫の可愛さと「自分が頼られているという気持ち」から、すっかり信じ込んでしまったようでした。被害を免れた母でさえ、すっかりしょげかえってしまっていましたので、実際に被害に遭われた方のショックは計り知れないものと察します。この体験談を読んでいただき、一人でも多くの方が被害を免れることができればと思います。

最後に、母が言った言葉で印象に残ったことがありますので記します。「さて困った、こんな事は誰にも言えない!私一人で何とかしなければ、あの子が困る」「誰かに相談すると言うけれど、年寄りはなかなか言えないよ!家族にも言えないと思っちゃうもんだよ!

(熱海市在住 女性)

ポイント

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今回の方は、銀行員の方の適切な対応により、被害を免れることができました。今回のように窓口で操作方法を尋ねる場合は良いのですが、犯人から「ATMの前から電話するよう」言われ、操作方法を指示されながら入金してしまうケースもあります。被害を阻止する最後のチャンスは、銀行員の方の声かけです。銀行員の方のご協力をお願いします。

「他の人には相談しにくい」という気持ちは、家族の失敗を誰にも知られたくないという思いからのもので、難しいところですが、日頃からオレオレ詐欺の手口について良く話し合い、対策を取っておくべきですね。

 ケース10 オレオレだよ!

ある日のことです。20歳くらいの男の声で「オレオレだよ。」と電話がかかってきました。私はこの時点でオレオレ詐欺かと思いましたが、「もしもし」と答えると、男は再び「オレオレだよ。」と言いました。

私はオレオレ詐欺だと確信し、これからどんな芝居が始まるのか期待しましたが、こちらの電話番号を知られているし、危険かも知れないと感じ、丁寧な口調で「わが家には『オレオレ』という言葉を使うような子どもはおりません。」と告げると、電話は切れました。

私の息子は40歳代で、必ず「お母さん、オレだけど」と言います。

オレオレ詐欺では無いのですが、以前、架空請求のハガキが届いたことがありました。息子に見せると、「絶対に電話をしてはいけない。すれば相手の思う壺だ。不安なら三島警察署の生活安全課へ相談するよう」言われました。そして、警察署と市役所に相談し、被害に遭わないようアドバイスをしてもらいました。

(伊東市在住 男性)

ポイント

体験談イラスト-2

オレオレだよ。」って何だよ!もっと考えて欲しいな。同業者(?)として恥ずかしいぜ!

でも、油断するな!世の中にはこんな間抜けなヤツばかりじゃないぜ!巧妙なシナリオを用意して待ってるかもよ?!

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