静岡県は、昭和54年度から幅広い地震対策の事業を行い、この結果、約3,300人(平成17年度末現在)の命が助かることが見込まれます。
建物の倒壊を防ぐための住宅の耐震化は、県内約127万棟のうち73%が耐震性を有することとなりました。また、家具の固定も県民の59%が実施しており、これらの対策以外も含め、建物倒壊による死者数は、約2,200人の減少が見込まれます。
津波災害に備えて、津波対策の必要な海岸約270kmのうち、92%で津波対策事業を完了しました。この他津波避難ビルの指定などにより、津波による死者数は約620人の減少が見込まれます。
地震による火災の被害を減らすために、耐震貯水槽を約1,200基整備しました。この他家屋の耐震化などにより、死者数を約150人減らすことが見込まれます。
これらの事業費を合計すると、1兆7,900億円を超える額となっています。
さらに第3次地震被害想定の死者数を基準とし、平成27年度末までに想定死者数を半減させる事を目標とした「地震対策アクションプログラム2006」を平成18年度に策定しました。
地震対策アクションプログラム2006」の基本的な考え方は、
1 かけがえのない県民の生命(いのち)を守る
2 被災後の県民の生活を守る
3 県民生活の確かな復旧・復興を進める
の3つを大きな柱にして、とりまとめています。
具体的には
・ 住宅の倒壊による死傷者を減らすために、住宅の耐震化を進める「プロジェクト《TOUKAI-0》」 の推進
・ 防災士や災害ボランティアコーディネーター、消防団との協働(コラボレーション)による自主防災組織の活性化
・ 災害時に要支援者(障害者等)へ災害情報を確実に伝わるような連絡方法の見直し
・ 重傷者を広域の医療施設へ搬送するシステムの確立など、医療救護体制の強化、充実
などの施設に取り組んでいきます。 |