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ホーム > 産業・雇用 > 農林業 > 静岡県の森林・林業 > 森の力再生事業 > モニタリング調査

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更新日:令和2年3月26日

7モニタリング調査

静岡県農林技術研究所森林・林業研究センターにおいて、本事業が「森の力」の発揮に及ぼす効果を検証するため、整備地での下層植生の侵入状況や環境伐が立木に与える影響、森林土壌の表面侵食の程度、生物多様性などの追跡調査(モニタリング調査)を行いました。
調査は平成18年度から行い、調査箇所は平成18年度と19年度の整備地のうち、人工林再生整備事業10箇所、竹林・広葉樹林等再生整備事業2箇所です。

モニタリング箇所の概況表

モニタリング箇所のマップ

ア人工林再生整備事業
人工林再生整備事業の整備地では、下層植生の植被率と、発生した広葉樹の本数密度・種数・樹高、上木であるスギ・ヒノキの樹高・胸高直径・開空度、土砂移動量、生物多様性の経年変化を調べました。

下層植生の植被率
下層植生(低木層・草本層)を占めているのは、整備後に発生した広葉樹や草本です。調査地ごとに100平方メートルの調査プロットを4箇所ずつ設定し、プロット内の植被率を調査しました。結果は、全ての調査地において平成27年度の値が整備直後よりも大きくなりました。調査地別では、最も植被率が高いのは南伊豆町伊浜で、低木層と草本層を合わせて121%になりました。

7箇所で植被率が20%を超えていましたが、静岡市口坂本、森町問詰、浜松市龍山町の3箇所では、20%を下回りました。植被率の低い調査地では、いずれもシカ等による食害が確認されていることから、獣害が植被率の回復を妨げる要因のひとつと考えられます。
また、多くの調査地で整備後5~6年で植被率の増加が頭打ちになっています。これは、土に埋まっていた種子が整備後、数年で一斉に発芽したためで、整備の効果が現れた結果だと考えられます。

植被率のグラフ

図1:下層植生(低木層・草本層)の植被率


発生した広葉樹の本数密度・種数・樹高
各プロットに2m四方のサブプロットを4箇所設置し、その中の樹高0.3m以上の全ての木本種を毎木調査しました。整備後発生した広葉樹の本数密度は、全ての調査地で平成27年度の値が整備直後よりも大きくなりました。
種数も増加している箇所がほとんどで、最も多い31種が確認された島田市伊久美では、整備直後より30種増加しました。
樹高もほとんどの調査地で高くなっており、発生した広葉樹は着実に成長していることが分かりました。

発生数と種数グラフ

左から平成18年度~27年度。木本種数は箇所当たりの調査面積(64平方メートル=4平方メートル/サブプロット×4箇所×4プロット)による。

図2:広葉樹の発生数と種数


広葉樹の樹高グラフ

左から平成18年度~27年度。

図3:広葉樹の樹高



イ竹林・広葉樹林等再生整備事業
竹林・広葉樹林等再生整備事業の整備地では、発生した広葉樹の密度・種数・樹高の経年変化とタケの再発生数を調べました。

発生した広葉樹の密度・種数・樹高
整備後発生した広葉樹は、南伊豆町二条では、整備直後の113,750本/haから整備3年後には84,063本/haまで減少し、整備4年目に136,251本/haに増加しましたが、その後平成27年度には79,063本/haまで減少しました。これにはカラスザンショウやアカメガシワ、モミジイチゴなどの先駆性樹種の密度が同様の傾向にあり、光環境の改善による増加と競合による減少が起こっていると考えられます。

浜松市北区都田では、整備直後の7,500本/haから4年後の約34,219本/haまで経年的に増加しました。しかし、その後は頭打ちになり、平成27年度は35,625本/haとなりました。
発生した広葉樹の種数については、両調査地とも整備直後より増加しており、平成27年度には南伊豆町二条では7種から14種まで2倍に、浜松市北区都田では2種から8種まで4倍に増加しました。

密度と種数グラフ

左から平成20年度~27年度。

図4:発生した広葉樹の密度と種数


また、これらの広葉樹の樹高は平成20年度には平均で75cmでしたが平成27年度には212cmまで成長していました。

広葉樹の樹高グラフ

左から平成20年度~27年度。

図5:発生した広葉樹の樹高


タケの再発生数
南伊豆町二条では、毎年若タケ刈りが行われており、整備1年後には約15,938本/ha再発生したタケが確認できましたが、整備4年後には発生しなくなりました。しかし、平成25年度にはわずかながらタケが再発生しています。
浜松市北区都田では、平成20年度に除草剤の散布を行いましたが、翌年にはタケは再発生しています。平成24年度から若タケ刈りが行われており、4年目の平成27年度には938本/haまで減少しました。

タケの再発生数グラフ

図5:再発生したタケの数


ウモニタリング調査結果のまとめ

(ア)人工林再生整備事業

モニタリング項目 調査結果
下層植生の植被率 整備後5~6年目まで下層植生の植被率が増加
・シカ等による食害がある場所では効果が低い
発生した広葉樹の本数密度・種数・樹高 本数密度は全ての箇所で整備直後よりも増加
・種数及び樹高もほとんどの箇所で増加
スギ・ヒノキの樹高・胸高直径・開空度 樹高、胸高直径は、ともに着実に成長
・形状比は整備後6年目まで低下したが7年目以降は上昇傾向
・開空度は年々低下
土砂の移動 下層植生の増加に伴い移動土砂が減少
生物多様性調査 甲虫の種数、個体数ともに増加

(イ)竹林・広葉樹林等再生整備事業

モニタリング項目 調査結果
発生した広葉樹の密度・種数・樹高 十分な数の樹木が侵入している
・種数は増加傾向
・樹高は年々増大
タケの再発生数 毎年若タケ刈りを行った結果、開始後4年目でタケの再発生は無くなった。


お問い合わせ

経済産業部森林・林業局森林計画課

〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-2666

ファックス番号:054-221-2829

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