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富士宮市では、平成26年4月に県内初の鳥獣被害対策実施隊が設置され、10名の隊員で2年に渡り
ニホンジカとイノシシの捕獲に取組んできました。
(これまでの実績)
年度 |
ニホンジカ |
イノシシ |
H26 |
577頭 |
65頭 |
H27 |
676頭 |
68頭 |
28年度も実施隊活動を継続するために、4月1日、富士宮市役所において、隊員に市長から委嘱状が手渡されました。
今年度も富士宮猟友会と西富士猟友会からそれぞれ5名ずつ隊員が選出され、うち2名が交替して新たに捕獲活動を展開します。
隊長である風岡正則氏(富士宮猟友会)は、捕獲活動に加え、電気さくの安全使用啓発や住民の啓発活動について一層の活動
強化を目指すとの抱負を述べられました。
任期は1年間で、昨年以上の活動成果が期待されます。
市長から委嘱状が手渡される(左)、市長と実施隊のメンバー
4月8日富士市勤労者総合福祉センター(ラ・ホール富士)で富士市花の会の総会が開催されました。
富士市花の会の会員数は、現在839名で市内46ヶ所の花壇を管理しています。
27年度は、市内の花壇を管理することに加え、富士山こどもの国や市中央病院花壇や、掛川市のねむの木学園にまで活動の場が
広げられたことが報告されました。
渡辺会長からは花の会の活動の原点はタネから花を作り上げ、人の和を広げること、今年度は今一度原点に返って活動を展開して
いきたいとの抱負を述べられました。
今後も農林事務所は富士市花の会と協働して花緑に関わる活動を進めます。
平成28年4月13日、JA富士市、JA富士宮およびJAなんすんと経済連、農林事務所が連携し、茶園定期定点作柄調査を実施しました。
これは、毎年一番茶の生育状況を調査して、収穫時期や品質を確認し、その年の出来具合を生産者や流通業者などに情報提供する
ために実施しています。
本年度は3月以降、やや気温が低かったことから昨年と比較してやや生育が遅れていましたが、霜害や病害虫の発生はほとんど
見られなかったことから、良質な茶生産が期待されます。
茶芽の生育調査の様子早生品種(手前)とやぶきた(奥)
4月12日、富士市神谷南に位置する「ふじのくに美農里プロジェクト」の活動組織である「富士山のふもとの郷を守る会」
(以下、ふもと会)が管理する約3,000平方メートルの農地で、須津幼稚園の園児たち100名がレンゲ摘みを行いました。
ふもと会は雄大な富士山を間近に仰ぐ田園風景の維持や形成のために、農業者はもとより地域の学校や企業を交えて
農道や水路の清掃、景観作物の植栽等を行っている組織です。
また当地域は、ふじのくに美しく品格のある邑「富士山のふもとの郷を守る邑」として登録されています。地域の将来を
担う子供たちに、活動を通じて農業や環境の大切さを教え、これに親しむ心を育てたいという将来計画のもと行われる
レンゲ摘みは今年で10年目になります。
園児たちが昨年秋に種を蒔いたレンゲは、田んぼ一面をピンク色に彩っていました。花が咲くのを心待ちにしていた
園児たちは歓声を上げながら田んぼに入り、「きれいだね~」、「ママにあげるんだー!」と言いながら丁寧にレンゲを
摘み取っていました。
約10年間活動を継続してきたことにより昨年から始まった「富士山れんげまつり」は2年目を迎え、今年は4月24日に
開催されます。れんげ畑の中でのJAZZライブや、地場産品とご当地グルメの販売会、地域で採れたレンゲ米や黒米、
古代米などが景品の大抽選会等が行われます。みなさんも田んぼ一面に広がったレンゲを眺めにこちらのお祭りに
参加してみてはいかがでしょうか。
4月24日、「ふじのくに美しく品格のある邑」で過去に知事顕彰にも輝いた「白糸の里」(富士宮市原地区)で、
しずおか農山村サポーター「むらサポ」によるワークショップを開催しました。
このワークショップは、農村ボランティア活動(しずおか棚田里地くらぶ)を受け入れる体制づくりを支援し、外部人材を
活用した邑づくりを県内の他地域に波及するためのモデルとすることを目的に、月1回ずつ計3回行われます。
第1回目となる当日は、(有)都市環境デザイン研究所代表取締役の木村精治氏をコーディネーターとして招き、
ふじのくに美農里プロジェクトで「いいいな、故里は守ろう原睦み会」として活動している会員をはじめ、原区の婦人会や
寄合い処のメンバーが参加しました。参加者たちは、「白糸の里」を今後「どんな里にしていきたいか」について考え、
意見を出し合い、下記のとおり2つの目標を設定しました。
白糸コシヒカリを活かした農業振興の邑づくり
白糸自然公園など地域資源を活用した人を呼び込む邑づくり
次回の開催は、5月15日9時30分から11時30分です。現地を巡り、設定した目標に対する具体的な取組ついて検討を行います。
「白糸の里」がどんな里になっていくのか乞うご期待!
《しずおか農山村サポーター「むらサポ」とは?》
県民や企業を対象に農山村のファンになってもらうべく、メール会員やフェイスブック会員を募集し、登録いただいた会員に対して、
県内の農山村で行われるイベント情報やボランティア募集などの情報をメールやフェイスブックで配信するもので、今年度、農地局
で新たに開始した取組。
現在、農山村地域では、地域づくり活動の中心的役割を担うリーダー等の高齢化や後継者不足が深刻化し、人材育成が急務となっている。
しかし、農山村地域だけでは多様なアイデアや実行力を確保できないことから、都市住民や企業といった「外部の人材」を活用した新たな
コミュニティを形成する必要がある。
そのため、本取組により、農山村に対する県民意識の向上を図るとともに、県民に対し農山村地域での活動を促すことで、県民全体で支える
魅力ある農山村地域の創造を目指す。
4月24日、ふじのくに美しく品格のある邑「富士山のふもとの郷を守る邑」の農地(富士市須津)で「第2回富士山れんげまつり」が開催されました。
このまつりは、ふじのくに美農里プロジェクトの活動組織「富士山のふもとの郷を守る会」(以下、ふもと会)の構成員が開催したものです。
ふもと会は、平成19年に農業者約1,400名を中心に農地や農業用水等の農村環境の保全などを目的に発足されました。地域の子供たちが
地元の農地に親しみをもってもらえるよう、幼稚園児によるれんげ摘みや小学生による稲刈りを行う場所を提供しています。
当日は、総勢1,200名程の来場者が訪れ満開に咲くれんげの絨毯の中、小長井富士市長の伴奏による「ふじの山」合唱やジャズライブなどが
行われました。会場内では、れんげの田んぼで育った「れんげ米」や須津のカステラなどの地場産品の販売や押し花ワークショップなどが
開かれました。今回は、昨年10月に「秋のれんげ種まき隊員」の皆さんのご協力もあり昨年の倍以上となる約5ヘクタールの農地に種を蒔く
ことができ、前回より多くの来場者を魅了しました。このまつりは、来年度以降も富士市の春のイベントとして定着することが期待されます。
田んぼ一面のれんげ畑で楽しむ来場者(右)、長井市長の伴奏による「ふじの山」合唱(左)
平成28年4月24日、富士宮市山本地区周辺の10件の茶工場にて、「たかはらお茶街道まつり」が行われました。
ここでは、各茶工場で新茶の試飲や販売が行われるとともに、出店による富士宮焼きそばなどの販売やフリー
マーケットが行われており、県外からもたくさんの来客がありました。
各工場にはスタンプが用意されており、全ての工場をまわると、新茶のプレゼントがあり、家族連れの観光客が
楽しそうに街道を歩いていました。
会場の様子(左)、新茶の販売(右)
富士宮市農政課は、昨年度から新たな取り組みとして、鳥獣被害対策の理解促進とジビエ利活用の
推進のため、「ジビエの日」を開催しています。
今年度は富士宮市内房の「たけのこ桜まつり」と同時開催しました。
会場では、猟友会の方々も参加し、農作物の鳥獣被害について説明をしたり、シカ肉やイノシシ肉を
使った料理の試食や販売も行われました。
ジビエが一流シェフにより味付けされ、調理次第で大変おいしく味わえることがアピールできました。
内房特産のたけのこも販売され多くの来場者でにぎわいました。
ジビエが多くの方になじみが深くなることが期待されます。
ジビエの試食シカ(左)とイノシシ(右)のソーセージ
平成28年4月半ばより、富士市内で茶の有機栽培を行っている生産者が、直掛けでてん茶製造に向けた栽培を始めています。
有機茶は年間を通じて一定の価格で販売できますが、今後需要が見込まれる有機茶のてん茶栽培について、製造方法を
含めて検討していきます。
寒冷紗を直掛けした茶園(左)、葉緑素計で葉の色を調査(右)
お問い合わせ
静岡県富士農林事務所
〒416-0906 富士市本市場441-1
電話番号:0545-65-2195
ファックス番号:0545-64-8430
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