ホーム > 産業・雇用 > 農林業 > 富士農林事務所 > 富士農林管内地域の話題月別一覧 > 富士農林事務所地域の話題平成28年10月分
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富士農林事務所では、管内の農林業に関する情報を紹介するパンフレットとして、各季節の地域の「食」「見」および「楽」の
掘り出し情報紙を、「富士山(ふじやま)のふもと」とまとめ発刊しました。
今回の創刊号では、表紙に「ふじのくに美しく品格のある邑」シリーズとして、秋時期に見ごろな2ヵ所の風景を掲載し、
内側には特集を組みました。
今後、地域の旬の情報を随時発信していきます。
富士農林事務所では、鳥獣被害対策研修用に、県が開発したくくりわなの教材を作成しました。
作成にあたって、富士宮猟友会の風岡正則会長にアドバイスをいただき、パネルに実際のくくりわなを貼り付け、
各部位の名称と解説パンフレットを添えることで、より正確でわかりやすい教材ができました。
研修時、教材パネルによる説明と並行して、実際のくくりわなを見せながら、設置方法や安全な取り扱いについて解説できます。
今後の研修に利用するとともに、他の農林事務所や市町にも貸し出しをすることを想定しています。
本教材を通じ、くくりわなの安全管理や県開発くくりわなの普及につながることを期待しています。
←研修用教材パネル
県開発くくりわな「空はじき知らず」とは
わなが作動しても、獲物がかからないという「空はじき」の現象があったくくりわなの構造を見直し、
空はじき率を従来製品の3分の1に抑え、捕獲率が95%になった商品です。
静岡県森林・林業研究センターが開発し、特許を取得済みです。
平成28年10月13日、富士市の茶業研修センターにて、「天下富士」の認定審査会が行われ、富士市茶手揉保存会から3点出品されました。
「天下富士」は、針のように細く、高く積上げる外観が特徴的で、今回出品されたものは、いずれも外観が優れていましたが、
香気や滋味など総合的に評価を行い、2点が「天下富士」に認定されました。
「天下富士」は、富士のヒノキの箱に入れられて、世界お茶まつりにて販売されます。
10月13日、14日の2日間、富士宮市内房において、富士農林事務所主催・富士宮市協力の下、鳥獣被害対策の研修会を行いました。
富士宮市内房では、ニホンザルの農業被害の報告が多く、これまでも囲いわなの設置やサルの行動調査などの対策に取組んできましたが、
今回は、住民参加型の防護と捕獲をテーマに、研修会を開催しました。
参加者は50名に上り、うち内房地域の住民は24名参加し、鳥獣被害対策への関心の高さがわかりました。
13日は富士宮市内房公民館分館で、野生鳥獣の特性や個々の対策について、埼玉県農林総合研究センター防除担当部長古谷益朗氏が
講義を行いました。
14日午前は箱わなや静岡型くくりわなの安全な取り扱いや管理について、富士宮市猟友会会長の風岡正則氏かによる現地実習を行いました。
午後は、メーカーの安全管理指導の下、全員で電気柵の設置実習を行いました。
本研修では、群れの意思決定はボスザルではなく、ベテランの複数のメスにあるため、メスを駆除すると効果的であること、
イノシシが畑を掘り返すのはミミズを探すのではなく、デンプン質の植物の根を好むためであること、鳥獣被害対策に対する
日頃の誤った認識の是正や、新たな知見を得る機会となり、効果的な研修となりました。
平成29年1月24日には、今回の研修の成果を検証する機会を設ける計画です。
富士農林事務所では、今後も住民ぐるみの鳥獣被害対策の取組みを推進していきます。
講義の様子(左)、くくりわなの説明(中央)、電気柵設置の様子(右)
富士農林事務所では、平成28年10月17日に、平成28年度の第2回普及指導活動推進会議を開催しました。
各課題スタッフ長から、第2四半期までの活動実績と今後の方向について説明し、活発な質疑が行われました。
各々の課題で、関係機関との連携や積極的な情報提供を行いながら、活動を進めていますが、必ずしも計画どおりに進まない場合もあり、
当初計画と突合し、進捗管理を十分行うことや、次年度に向けた着地点の確認等について指摘がありました。
本会議で出された意見や提案を生かし、効率的・効果的な普及指導活動につなげていきたいと思います。
平成28年10月17日から19日にかけて、富士地域の食材を利用してミャンマー人シェフが料理を作り、
地元の方が食べる企画番組の収録が行われました。
これは、NHKワールドとミャンマー国営放送の合同企画である、ミャンマー人シェフが日本各地をまわりつつ、
地域の食材を利用した料理をつくる内容の一部です。
材料の茶は、美しい茶園景観で知られる‘大淵笹葉’産を利用し、シェフ自ら富士地域の直売所で材料を購入し、
大淵笹葉茶園景観活用推進協議会会長自宅の台所を借りて、ご飯物や炒め物などの料理を作りました。
料理を食べた会長から、「料理された茶葉は香りがよく、苦味も少なくおいしい」との感想が聞かれました。
この収録番組は、今年12月以降、ミャンマーにて放映される予定です。
10月20日、第3回就農塾を行いました。受講生6名が参加し、杉山フルーツへの訪問調査と全2回の訪問調査のとりまとめを行いました。
最初に、杉山フルーツを訪問し、経営概況、現在の経営に至るまでの経緯、商品開発の取組等の説明を聞き、
今後の自己経営の発展のために必要なことを学びました。
次に、庁舎にてなかじま園と杉山フルーツの経営についてとりまとめを行い、そのポイントを整理しました。
受講生たちは熱心に取り組み、積極的に発言をしていました。
なお、今回の第3回就農塾をもちまして、本年度の就農塾は閉講となりました。
杉山氏の話を聞く受講生(左)、訪問調査のとりまとめ(右)
富士農林事務所では、JA富士宮等と連携し、富士宮市の加工用キャベツの生産拡大を進めており、今年度は、
本市に適した品種の選定試験を実施しています。(夏まき冬どり)
10月24日、生育状況を調査したところ、全12品種において結球期に入ってているのが確認できました。
今作は8月後半からの度重なる台風と天候不良の影響が心配されましたが、現在のところ、生育は良好に推移しています。
なお、結球、生育の状態には品種間差が出ており、結球の直径は、9cm~17cmでした。
大きなものは揃いも良く、近く結球中期に入る見込みです。
富士農林事務所では、富士宮市が加工用キャベツの新たな産地となるよう、関係機関と連携しながら支援を行っていきます。
ほ場全体の様子(左)、最も生育が進んでいる品種(中央)、最も小さい品種(右)
平成28年10月25~26日、東部・富士地域農業経営士パートナーの会の全体研修会として、
山梨県工業技術センター(山梨県富士吉田市)および有限会社ぶどうばたけ(山梨県甲州市勝沼町)の取組を視察しました。
有限会社ぶどうばたけでは、取締役で山梨県指導農業士である三森かおり氏にご対応いただきました。
男女を問わず個々の能力や意見を発揮できる環境づくり、自分の経営は誰もやってくれないのだから自分は女性だからと引かず、
農業者としてこうありたいという姿を目指し行動することなど、自身の経験を織り交ぜながら話していただきました。
参加者からは、「三森パワーに刺激を受けた」「自分も、もう一歩先を目指して頑張りたいと思った」などの感想が寄せられ、
経営における自身の役割を見直すきっかけとなったようでした。
ほ場視察(右から2番目が三森氏)(左)、ブドウジュース作り体験(右)
平成28年10月27日から30日にかけて、グランシップにて世界お茶まつりが開催されました。
会場10階の富士山大茶会では、「天下富士」の製造実演、1階のワールドO-CHAメッセでは、
富士のお茶振興推進協議会による「天下富士」の販売が行われました。
製造実演では、手揉保存会により、朝9時30分より製造を開始し、16時頃まで丁寧に製造している様子を間近で見ることができました。
また、実際に天高く積上げた「天下富士」の実物や、茶葉を使用した絵が展示されていました。
販売コーナーでは、富士ヒノキの木箱に、針のように細長い茶葉6g入りで、定価は1万円で販売されていました。
「天下富士」を購入した客からは、とても興味があり、試しに買ってみたなどの意見が聞かれました。
お問い合わせ
静岡県富士農林事務所
〒416-0906 富士市本市場441-1
電話番号:0545-65-2195
ファックス番号:0545-64-8430
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