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平成29年10月2日、富士市天間の渡邉農園にて、富士農林事務所主催の食農講座を開催しました。
富士市内の幼稚園児とその保護者、保育士の計40人を対象に、地域農業や地域特産物の歴史・食文化・栽培方法等を伝えるとともに、
親子で野菜の収穫体験を行うことで「食」への大切さを学びました。
講師は、青年農業士である渡邉博也さんが務めました。渡邉さんは、若くして渡邉農園の代表であり、しずおか農林水産物認証を取得し、
きゅうり・落花生・小松菜を栽培しています。富士地域は、落花生の産地であり、ゆでて食べる「ゆで落花生」の食文化や歴史を語ってくださいました。
「農業」や「食べ物」に対する感謝の気持ちを、親子で感じとることができる素晴らしい講座となりました。
10月2日に行われた畜産GAPセミナーにおいて、平成29年度しずおか農林水産物認証交付式が開催され、
富士農林事務所管内の3牧場に認証書が交付されました。
今回、認証を取得したのは、富士宮市にある富士丸西牧場、関内牧場、近藤牧場です。
このうち、2牧場は、しずおか農林水産物認証の取得を生乳受入の基準としている、富士の国乳業(株)に良質な生乳を提供する予定です。
富士の国乳業(株)は、富士宮市産の高品質な牛乳だけを使い、富士山をブランドイメージにした商品化・全国展開を計画し、
昨年6月に設立されました。来年4月から稼動予定です。
農林事務所では、今後も認証取得希望者の認証取得に向け、支援していきます。
左から3人が富士農林管内の取得者
富士農林事務所では、管内の農林業に関する情報を発信するパンフレットとして、季節ごとの食やアクティビティ、景観について
まとめた「富士山のふもと」を発行しています。
第5号となる今回は、秋(10~12月)にお勧めしたい農家カフェや写真映えスポット等の情報を紹介しています。
富士農林事務所では、今後も情報発信を強化し、地域振興を図っていきます。
富士山の麓で楽しむことのできる、地産地消のお食事が楽しめる店舗を紹介した小冊子を、富士農林事務所が作成しました。
農業に関わる地域資源を掘り起こし、ここ富士地域でしか楽しむことのできない魅力ある内容を全国に発信します。
「富士で楽しむ!」(食事編)は、今春発行した、農業体験やツアーを紹介する冊子の第3弾となります。
「ふじのくに食の都づくり仕事人」のレストランや、地元農産物を取り入れたメニューを提供するお店を紹介します。
地元新鮮野菜や肉、魚などを使ったお料理や、地元新鮮牛乳を使ったソフトクリームとジェラートも紹介しています。
いずれも富士地域の数々の食材を取り入れたお店ばかりです。
なお、本冊子は紙媒体では配布していませんが、富士農林事務所ホームページ、またはフェイスブックで御覧の上、ダウンロードできます。
富士で楽しむ!(食事編)表紙
平成29年10月4日、県富士総合庁舎にて「高校生による和の給食コンテスト」の審査会を開催しました。
本コンテストは、高校生が地場産品を利用した小学生向けの和の給食メニューを考案することで、地域食材と和食への関心を高めるとともに、
その給食メニューを地元小学生に提供し、学校給食への地場産品導入を促進するねらいがあります。
3回目となる今年度は、参加校7校、応募作品42点、参加生徒数109人の応募があり、1.地域食材を上手くメニューに取り入れているか、
2.高校生らしい自由な発想やアイデアが盛り込まれているかに重点を置き、富士地域の学校関係の栄養士7人が審査しました。
その結果、最優秀賞1点、優秀賞2点、単品で優れた献立の「逸品賞」10点が選ばれました。受賞者の発表は後日行います。
最優秀賞のメニューは、実際に富士地域の小学校で提供されることになっています。
富士農林事務所では、平成29年10月12日木曜日、平成29年度の第2回ビジョン推進班会議を開催しました。
本会議は、ビジョンに基づく施策を一体的、効率的に推進するため、事務所内に所長を班長とした「推進班」を設置し、
各方策の検討・意見交換等を行い、情報共有を図っていくものです。
今回は、平成30年度からの次期ビジョン地域計画案について検討しました。
所内で検討を進めてきた重点プロジェクトの枠組みや具体的な推進方策について意見交換を行い、さらに手法をつめていくことになりました。
平成29年10月20日に東京事務所の主催で、富士地域の食材の販路拡大の機会を創出するため、首都圏の食に関連するイメディアを
対象とした「ふじのくに静岡農芸品メディアツアー」が開催されました。
月刊ホテル旅館を発行している(株)柴田書店やDiscover Japanを発行している(株)エイ出版の記者.など7社9人のメディアが参加しました。
今回のツアーでは、1.岡村牧場(富士宮市、牛肉)、2.県富士養鱒場(富士宮市、ニジマス「紅富士」)、3.井出種畜牧場(富士宮市、
ジャージー牛乳・ジェラート)、4.長谷川農産(富士市、マッシュルーム)を訪問し、経営者等が自らの経営理念や生産物の魅力をPRした後、
メディアからの様々な質問に回答しました。
昼食では「ふじのくに食の都づくり仕事人」である石川シェフ(レストラン・ミツ、富士宮市)が、訪問した生産者の食材をはじめ、
富士地域の特長ある食材を使用して、特別に調理した昼食を振舞いました。
参加したメディアは、自社の業界誌等にツアーや訪問先についての記事を掲載することになっており、どんな記事が発表されるのか楽しみです。
10月20日、第23回富士市農協しきみ園地共進会が開催されました。
富士地域のしきみは大淵地区~今宮地区に栽培が広がる特産花木で、根がついた状態で収穫・出荷し、日持ちが良いのが特徴です。
「富士しきみ」として、しずおか花セレクションにも登録されています。
現在、しきみ部会員は40数名ですが、それぞれの園地についてすでに事前審査を済ませた11名・12園地が本審査に進みました。
本審査では「フラワーオークションジャパン」や「なにわ花いちば」の市場関係者や経済連、行政機関等の11名で厳正に行われ、
2年生根付き苗及び3年生根付き苗の2部門から最優秀賞、優秀賞を各1点を選出しました。
今年は春先に雨が少なかったため、芽の伸びや葉の数が少なく、ボリューム不足に悩まされました。また、8月前半まで雨や曇りが続き、
軟弱傾向でしたが、お盆以降、急激に日照が強くなったため、一部葉焼けの障害が発生しました。
そのような中、適正な肥培管理や病害虫防除の努力の結果、例年と変わらない出来栄えに回復しました。
農林事務所では、今後も、県内外でも品質に定評のある富士しきみの生産振興を支援していきます。
10月24日、富士宮市内房において、富士農林事務所主催・富士宮市協力の下、鳥獣被害対策の研修会を行いました。
昨年度、富士宮市内房では、ニホンザル対策の研修会のほか、防護と捕獲及び追払いを組み合せた取組みにより、
サルの出没が少なくなるという成果が得られました。
今年度は防護と捕獲をテーマに、住民参加型のハクビシン対策の研修会を開催しました。
前日襲来した台風21号の後片付けの中、参加者は34名に上り、うち内房地域の住民は21名で、鳥獣被害対策への関心の高さがわかりました。
午前中は富士宮市猟友会会長の風岡正則氏を講師として、小型箱わなの安全な取扱いや管理について、全員参加の実習を行いました。
併せて、行政からは、今年から使用の要件が緩和された、農業者の小型箱わなの取扱いについて説明を行いました。
午後は、猟友会やJA富士宮職員の安全管理指導の下、全員で電気柵と箱わなの設置実習を行いました。
本研修では、ハクビシン対策において、電気柵を設置し防護するとともに、小型箱わなによる捕獲を並行して行うことを学びました。
富士農林事務所では、今後も住民ぐるみの鳥獣被害対策の取組を推進していきます。
箱わな取扱いの実習(左)、電気柵設置の実習(右)
平成29年10月26日、富士市立伝法小学校にて、同校学区でマッシュルームを生産する(有)長谷川農産の長谷川光史社長が講師となり、
同校2年生約100人を対象にマッシュルームの歴史や種類、栽培方法、食材としての魅力、生産者の思いなどを、各種マッシュルームの
実物を見せながら、児童に分かりやすく説明しました。
講座後の給食では、長谷川農産のマッシュルーム入りハヤシライスが登場し、長谷川社長を囲み、児童とマッシュルーム談義をしながら
いただきました。
普段は缶詰の薄くスライスされたマッシュルームを食すことが多い児童たちは、厚くブロック状に切られた歯ごたえのあるマッシュルームを
食べ、また家でも食べたいなどの感想が聞かれました。
お問い合わせ
静岡県富士農林事務所
〒416-0906 富士市本市場441-1
電話番号:0545-65-2195
ファックス番号:0545-64-8430
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