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ホーム > 産業・雇用 > 農林業 > 中遠農林事務所 > ふじのくに森の防潮堤づくり

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更新日:平成29年1月4日

ふじのくに森の防潮堤づくりin中遠

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事業概要

中遠農林事務所管内の遠州灘沿岸にある海岸防災林※1では、近年、塩害や松くい虫被害等によりマツ林が急速に枯損し、海岸防災林としての機能が著しく低下している箇所が多く、この復旧が課題となっています。

また、平成23年3月11日の東日本大震災をうけ、沿岸部の各市では、津波に対する防災意識が高まってきました。

このような中、「静岡県地震・津波対策アクションプログラム2013」※2を踏まえ、地域の実情にあった津波に対する防災対策として「静岡モデル」※3の検討を進めてきました。

その結果、静岡モデルの一貫として、マツが枯れ、機能が低下した海岸防災林を、災害にもより強いものとして再生し、平時には県民の憩いの場を作る“ふじのくに森の防潮堤づくり”※4を平成26年度から治山事業で開始しました。

この治山事業では、

  1. 県が枯損したマツ林を処理
  2. 市が防災上必要な高さまで盛土(砂丘造成盛土)
  3. 県が苗木をより健全に生育させるために必要な盛土(生育基盤盛土)と植栽

という順序で工事を行い、市と県が連携をして、海岸防災林の再生を目指します。

【補足資料】

  1. 海岸防災林について(PDF:142KB)
  2. 「静岡県地震・津波対策アクションプログラム2013」(PDF:241KB)
  3. 静岡モデルとは
  4. 管内の「ふじのくに森の防潮堤づくり」の最新情報・施工状況(外部サイトへリンク)

中遠農林事務所管内の海岸防災林

中遠農林事務所管内では、かつてより先人が築いてきた約40kmに及ぶ海岸防災林があります。

その中には、南風や西風を受け流す形で造成された「斜め防災林」など、後世に伝え、残していきたい景観・技術もあります。

“ふじのくに森の防潮堤づくり”では、そういった先人の知恵や、地域に生育している植生、地域住民との協働により事業を実施しています。

【斜め海岸林】

管内の海岸線は緩く弧を描いており、掛川市および御前崎市では強く吹く西風を利用して、人工的に斜め砂丘を作り、クロマツを植栽して、斜めに海岸防災林を造成してきました。

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この地域の取組は、平成22年に静岡県景観賞を受賞しています。

また、平成26年度には林野庁の”後世に伝えるべき治山”に選定されています。

平成22年静岡県景観賞受賞(PDF:207KB)

平成26年度“後世に伝えるべき治山~よみがえる緑~”

 

【袋井市の地域住民参加の植樹祭】

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袋井市では平成28年3月に、“ふじのく森の防潮堤づくり”の取り組みとして、地域住民参加の植樹祭を実施しました。

その他の市でも地域住民との協働により、海岸防災林の再生を進めていきます。

 

【掛川市での地元企業の参画】

地元企業であるヤマハモーターパワープロダクツ株式会社と掛川市、県は平成27年12月21日に「しずおか未来の森サポーター制度」に基づき、“ふじのくに森の防潮堤づくり”で第1号となる協定を結びました。

そして、平成28年5月に市民と地元企業の約120名が参加した第1回目の植樹祭を実施しました。

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この協定では、ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社が平成27年度から平成32年度の6ヶ年にわたり、市民と協力しつつ、植栽及び植栽木の維持管理を行うこととしています。

他地域においても、このように企業との協力で海岸防災林を育てていきます。

(しずおか未来の森サポーターとは、企業等が社会的責任として行う森づくり活動を、県がフィールドの紹介や活動内容の指導・助言、活動状況の情報発信、認定書の交付等を通して支援する制度のこと。)

ふじのくに森の防潮堤づくり“施工方法・工事内容”

主に行っている工事の施工方法や工事の内容について紹介します。

(なお、この工事については、新たな工法であるため、現在、検証を行いながら実施しています。)

枯損木の伐採

近年の大型台風による塩害で、海岸防災林のクロマツが広範囲に枯損しました、その後、松くい虫による被害も重なり、機能が低下した海岸防災林について、伐採搬出を行っています。(県施工)

砂丘造成盛土工

既存の防災林の地盤の嵩上げや土堤を強化するため、各市が防災上必要とする形を定めて盛土を実施しています。(市施工)

生育基盤盛土工

海岸防災林再生のため、植栽する樹木を健全に育成するための盛土を実施しています。(県施工)

また、再生した海岸防災林を管理するための道も、一部設置しています。

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植栽工

海岸の厳しい環境にも適応できるクロマツの他に、地域に生育している広葉樹(潜在自然植生)を植えて、災害に強く、地域の自然と生活環境に調和した海岸防災林の再生を目指しています。

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平成24年に専門家の方々に討議して頂き、遠州灘に適するとされた樹種を植栽しています。

植栽後、生育状況を確認して、実際に現地に適応する樹種をさらに検証し、今後の整備に活かしていく予定です。

海側植栽

クロマツ、トベラ、マサキ、シャリンバイ


天端植栽

クロマツ、ウバメガシ、ヤブニッケイ、ネズミモチ


陸側植栽

クロマツ、ヒメユズリハ、ヤマモモ、タブノキ、クスノキ、エノキ、クロガネモチ、ホルトノキ、ヤブツバキ


 

海風の影響を考慮し、内陸に向けて高木になる木を植栽することで、飛砂・潮害・防風に効果的な森林の形(風衝林型)を作ることを目標としています。

防風工

植栽した樹木の初期成長を助け、台風や塩害、飛砂による被害から守るため、県産材の木材を利用した防風工や竹すなどを設置しています。

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その他(排水処理等)

海岸防災林の樹木の生育不良となる要因として過度な乾燥や土壌水分の浸透不良が考えられます。

“ふじのくに森の防潮堤づくり”では、乾燥に対して、枯損したマツ等の枝葉をチップ化し、マルチング材として再利用しています。

また、過湿に対しては、盛土内に暗渠を設置したり、水路や浸透枡を作るなど、速やかに排水を図ることで、樹木が健全に生育できるように施工しています。

各市紹介

磐田市

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完成高さはレベル2津波に対応し、「せり上がり」を考慮して、海抜14.0mとしています。

断面形状は法面勾配3割とし、天端幅5mを管理用道路として使用します。

袋井市

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“ふじのくに森の防潮堤づくり”を実施している4市中で最も長い天端(平場)幅約40~50mを有しています。

高さはレベル2津波に対応した海抜12.0mで実施しています。

背面にもともとあった土堤と生育基盤盛土の間に凹みが出来ないように嵩上を行い、広い天端の中心付近に管理道を作っています。

掛川市

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レベル2津波による盛土の浸食を考慮して、天端幅は25m、法面勾配は3割を標準として整備しています。

盛土の高さは海抜12~14mです。

また地域住民や企業等と協力して、植樹・育樹活動を進めています。

御前崎市

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現在はレベル1津波に対しての増強を目的に事業を行っています。

もともとの地形がレベル1津波に対応できる高さ(海抜10.0m以上)がありますが、砂丘造成盛土及び生育基盤盛土を施工することにより、土堤の幅を増厚しています。

 

また、盛土をした場所には、海岸防災林を再整備するために抵抗性クロマツや広葉樹を植樹しています。

なお、現在、レベル2津波についての対応は、市で検討しているところです。

ふじのくに森の防潮堤づくり“取組状況”

事業実施状況

事業実施状況(平成28年12月1日現在)(PDF:44KB)

 


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お問い合わせ

静岡県中遠農林事務所 

〒438-8558 磐田市見付3599-4 

電話番号:0538-37-2303

ファックス番号:0538-37-2305

メール:nourin-chuen-kikaku@pref.shizuoka.lg.jp

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