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ホーム > 組織別情報 > 経済産業部 > 農業技術研究所 > 伊豆農業研究センター > 「賀茂十一野菜」

「賀茂十一野菜」とは?

       

        ~いにしへの 士(つわもの)食べし 賀茂野菜 ~

伊豆半島の南部には、先人の遺した文化・歴史が多く残されています。
奈良時代(741年)、公卿の小野東人が南伊豆に配流となりましたが、その娘が
「浮草を かきわけ見れば 底の月 ここに有とは 誰か知らなん」と和歌を詠み
朝廷に詠進したところ、東人は召し返され、娘は東小町という称号をいただきました。
この故事から上小野、下小野の地名ができたと伝えられています。

そのような歴史ある伊豆南部地域では、古くから食用とされてきたと思われるノビルや
モミジガサなどの植物が集落のまわりや昔からの地形が残った場所に今でも多くみられます。
この中には、先人たちが食物の乏しい時期を乗り越えるために、非常用の食料として伝承し
確保していたものも含まれています。

明治時代の文明開化以降、海外からジャガイモやトマトなど様々な農産物が入り、現在では
全国共通の野菜類が流通し、在来の自生植物に近い郷土の野菜類はあまり見かけられなくなりました。

そこで、伊豆半島南部に多く自生し、かつて野菜のように利用されていたと思われる11種類を選抜し、
「賀茂十一野菜」と命名しました。

~ 伊豆に観光で来られるお客様に、旬の郷土の味を楽しんでいただくとともに、歴史や文化にふれる
ひとときを持っていただきたい ~

そのような思いを込めて、現在「賀茂十一野菜」の栽培の推進と料理方法などの利用方法の検討を進めています。
ぜひ一度、味わってみてください。


<伊豆地域でよく利用されているもの>
◎ ノビル(野蒜)
   
  葉はネギに似た食感、風味で、根部はエシャレットのように利用できます。和え物や天ぷらなどに
すると味が引き立ちます。
旬の時期:葉・茎(冬~春)、根部(年間)

◎ ツワブキ(石蕗)
   
 煮物や漬け物に、フキと同様に利用できます。キャラブキはこちらが本家です。黄色い花が磯で
咲くので、イソブキともいわれます。
旬の時期:茎:春 花蕾:秋

<他の地域でよく利用されているもの>
◎ ウワバミソウ(蠎蛇草)
   
 大蛇が住んでいそうな山間の湿った場所に多くみられます。茎をさっと茹でておひたしなどで、
さっぱりとした味わいを楽しめます。赤ミズとも呼ばれます。
旬の時期:夏~秋

◎ モミジガサ(紅葉傘)
   
葉がモミジに似ているキク科の多年草です。シドケとも呼ばれ、東北地方などでは高級食材と
して扱われています。口の中に清々しい香気が残ります。
旬の時期:初夏

◎ オカヒジキ(岡鹿尾菜、海松)
   
伊豆半島の砂浜に自生していて、葉は海の松葉のように見えます。伸びてきた新芽を取ると、
また次々に伸びてきます。シャキシャキした食感です。
旬の時期:初夏~夏

◎ ツルナ(蔓菜)
   
蔓のように茎が長くのび、新芽を利用できます。別名はハマヂシャで、海のレタスの意味です。
胃にやさしい成分が含まれています。
旬の時期:年中

◎ ハマダイコン(浜大根)
   
    浜辺に自生し、ごぼうのように長い根ができます。根には辛味成分が多く、辛味大根として利用
できます。花や実も食用になります。
旬の時期:根(冬~春)、花・実(初春~初夏)

◎ ボタンボウフウ(牡丹防風)
   
   沖縄では「長命草」と呼ばれ、食べると長生きできるといわれています。生育がとても旺盛で、
アシタバに似たさわやかな香味が特徴です。
旬の時期:葉・茎(春~秋)

<伊豆半島南部に特に多く、全国的に利用がほとんどないもの>
◎ ウバユリ(姥百合)
   
   花が咲くころには、葉が姥の葉のようにボロボロになるユリの仲間です。ほろ苦い葉と鱗茎を
食用にできます。昔は非常食用とされていました。
旬の時期:葉(春)、鱗茎(秋~初冬)

◎ ジュウモンジシダ(十文字羊歯)
   
  こごみ(クサソテツ)と同様に、さっと湯がいて和え物にして食べられます。新芽に鱗片が
たくさん付いていますが、2日ほど冷蔵のち洗うと落ちます。
旬の時期:初春

◎ ヤブレガサ(破れ傘)
   
  その名前のとおり、破れた傘のような葉が開きます。別名カサブキといわれます。林縁に見られ、
シュンギクのようなあっさりとした味わいが楽しめます。
旬の時期:初春

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お問い合わせ

 静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センター

  <栽培育種科>
〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3012番地
電話番号:0557-95-2341 ファックス番号:0557-95-0533
E-mail:agriizu@pref.shizuoka.lg.jp
  <わさび科>
〒413-3206 静岡県伊豆市湯ヶ島2860の25
電話番号:0558-85-0047 ファックス番号:0558-85-0484
E-mail:agriwasabi@pref.shizuoka.lg.jp