ここから本文です。
皆様こんにちは。出納局長の髙畑智之です。
出納局は、静岡県庁の会計事務を支える組織です。この局長トークを通じて、皆様に出納局の業務を分かりやすくお伝えしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
今回は出納審査課の業務についてご紹介します。
県では、工事の施工や物品の購入に伴う支払いのほか、市町や団体への補助金の交付など、様々な支出を行っています。契約や支出の際には担当部局が会計書類を作成しますが、これらを審査し、適正かどうかを判断するのが出納審査課です。会計書類が法令や予算に従って正しく作成されているか、日々厳しい目で審査に当たっています。
出納審査課には、県の支出を審査する県費班と、法定受託事務として国の収入や支出を審査する国費班があり、14人の職員で、年間約20万件、1日当たり約800件の書類を審査しています。特に年度末や年度初めは契約や支払いなどの事務が集中するため、膨大な量の書類審査に追われる日々が続きます。
(出納審査の風景)
審査業務に加え、職員向けに会計書類作成のためのマニュアルを作ったり、誤りやすい項目を庁内に注意喚起したりするなど、会計書類作成時のミス発生の未然防止にも努めています。特に、マニュアルは事務初心者にもわかりやすいよう、実際に作成する書類の様式を使って注意点を記載しており、職員から好評を得ています。また、職員への注意喚起にあたっては、課で作成したマスコットキャラクターを活用し、注目度の向上を図るようにしています。
(課のマスコットキャラクター「もこみち」)
業務は決して目立つ存在ではありませんが、実際に予算を執行する各部局の担当者と何回も協議や調整を重ねて、誤りがなくなるように努めています。最近では、新型コロナウイルス感染症対策関連経費の支出の増加により、審査業務量も増加していますが、関係課と協力しながら適正な審査を心掛け、速やかに支払いができるよう努めています。
(担当課との相談の様子)
会計書類を審査することは、県事業を縁の下で支える出納局の業務の大切な役割の1つであり、公金の適正な執行を守る最後の砦です。県民の皆さまからの信頼に応えられるように、今後とも「ミスゼロ100%」を目指して、適正かつ正確な審査に努めてまいります。
お問い合わせ
出納局出納審査課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2113
ファックス番号:054-221-3568
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください