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更新日:平成30年6月26日

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難波副知事コラム

第62回『農泊地域を訪問しました』

静岡駅から大井川上流に向かって車で約1時間半、車のすれ違いのできない急峻な山道を抜けると、今回、農泊を体験する川根本町の農家民宿「天空の宿」が現れます。(JR+大井川鉄道でのアクセスも魅力的です。)

 

 

農泊とは、一般的には、日本ならではの伝統的な生活体験や農山漁村地域の人々との交流を楽しむ滞在のことです。しかし、その空間に身を置くこと自身が一番大きな楽しみのように、私は思います。

川根本町は、高齢化率が40%を超えているなど人口減少が大きな社会課題です。そこで、平成20年に町の人たちなど16人が「この町に住み続けるために今私たちができること」を合言葉にNPO法人を立ち上げ、暮らしの環境づくりを行ってきました。

現在このNPO法人「かわね来風(らいふ)」が農家民宿の開業促進や農産物直売所、キャンプ場の運営などを行い、川根本町に人が来る仕組みを作っています。

6月初旬、農泊地域を構成する、農家民宿と農産物直売所を訪問しました。

 

静岡県の農林漁家民宿は、「農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律」で規定する『農林漁業体験民宿業』であり、かつ、農林漁業者又は農林漁業者以外のもの(個人に限る)がその居宅において営む小規模な民宿(旅館業法:簡易宿所営業)です。また、建築基準法等の関係法令の規制緩和措置を活用し、既存の住宅をできる限りそのまま利用することで、設備投資を極力抑えています。静岡県の農林漁家民宿では、宿泊者が、ゆったりとした時間の中で精神的余裕を持ち、農林漁業体験や農山漁村の文化、歴史、暮らし等を実感し、学ぶことができます。

 

今回お邪魔した農家民宿は、農家が開業した「天空の宿」と、農家以外の移住者が開業した「いにしえの風」です。

 

 

「天空の宿」は名前のとおり、急峻で生い茂った森を抜け、青空と緑がまぶしい天空のようなところにある農家民宿です。オーナーの渡辺妙子さんはお茶農家です。ご自身は、農業の現役バリバリは卒業したものの、農業は続けられているとのことですが、地域のためになればと農家民宿を始められました。宿に着くと、渡辺さんの心温まるおもてなしが始まります。

料理はほとんど地元産のものを使った30品目(!)です。味噌も手造りです。味はどれも絶品で、超一流のシェフといっても過言ではありません。私はごはんを3杯もおかわりしてしまいました。渡辺さんとお喋りしながらの夕食はとても楽しく、時間が経つのを忘れてしまいます。

 

 

お風呂には渡辺さんが自ら川根温泉から汲んできた温泉水が入っていました。川根温泉は美人の湯として有名なアルカリ泉で、とてもよい湯でした。今回は曇っていて見えませんでしたが、晴れた日は満点の星空が楽しめるそうです。朝は早朝1時間、一人で山歩きをした後、おいしい朝食、さらにその後、渡辺さんの亡くなられた旦那さんが整備した山の散策路を歩き、森林浴を楽しみました。

「いにしえの風」は鉄道好きの猪又克弥さんが開業した農家民宿で、大井川鉄道地名(じな)駅の目の前にあります。兵庫県出身のサラリーマンだった猪又さんは、キャンプが大好きで、以前から川根本町を何度も訪れていたそうです。平成28年に農家民宿の基準が改正され、農業者等と連携して農業体験を提供すれば農業者以外も農家民宿を開業できることになり、一念発起。地名駅の目の前にあった古民家を改修し、開業しました。部屋には囲炉裏があり、焼き魚などを楽しむとともに、窓際や屋外に置いたベンチに座ってSLが走る姿を眺めることもできます。

 

 

農産物直売所「食と遊びの三ツ星村」は、NPO法人かわね来風が運営する直売所で、川根本町が県内生産量第1位を誇るゆずの加工品であるジャム、羊羹、ジュースなど、地元の農家が生産した農産物やその加工品などを販売しています。また、レストランも併設していて、雇用も創出しています。個人的には、このゆずジャムをお薦めします。絶品です。

 

 

 

現在、増加するインバウンド需要を受け、農林水産省では平成32年までに全国に500の農泊地域を創出する計画を立てています。外国人旅行客の多くは日本の原風景を体験することを望んでおり、豊かな自然や温かな農家民宿がある川根本町は、観光資源としては最高級です。県では今後も、外国人も楽しめるような通訳アプリの農家民宿への普及などの受け入れ環境の整備を進めるなど、農泊地域の創出を進め、農山漁村の振興に努めていきます。。

 

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