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更新日:令和4年5月18日

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出野副知事コラム

第16回『児童養護施設「川奈臨海学園」の開所式に出席しました。』

伊東市にある児童養護施設川奈臨海学園が施設の改築を行い、5月17日(月曜日)に開所式が開催されました。

 


開所式テープカット

 

川奈臨海学園は、結核児等の健康増進を目的とした施設(虚弱児施設)として、県が昭和30年に伊東市川奈に設置しました。

その後、運営主体が社会福祉法人恩賜財団済生会支部静岡県済生会へ移行し、また、児童虐待の増加といった子どもを取り巻く環境の変化を要因とした平成10年の児童福祉法の改正に伴い、虚弱児施設から虐待など様々な事情により家庭で暮らすことのできない子どもの養護・自立援助を目的とした児童養護施設へと役割を変え、今日に至っています。

 

今回の改築は、昭和47年に建てられ老朽化が著しい建物について、済生会が国・県の助成を受けて行ったものです。

 

改築前の建物では、1部屋につき5~8人の児童が暮らし、食堂や風呂など大人数で共用する形態であったため、親から虐待を受けた子ども達が入所者の大半を占め、子ども一人ひとりに対するケアが重要な現状には、そぐわない面がありました。

 

このことから、改築により一新された建物では、児童の居室を個室(幼児のみ1部屋につき2人)にして、リビングやキッチン、風呂、トイレなどの生活空間を6人で共有するユニット形式を採用し、家庭的な養育環境が実現されています。

これにより、これまで以上に職員が児童と接する時間が増え、深い信頼関係が築かれることを期待しています。


リビング


居室


施設外観

 


2階外部通路

 

県では、子どもが権利の主体であり、子どもの最善の利益を実現するために、社会全体で子どもを育むことを基本理念とした、「静岡県社会的養育推進計画」を令和2年3月に策定しました。そして、この計画の重要な項目の1つとして「家庭と同様の環境における養育の推進」を掲げています。

 

子どもの心身の健やかな成長や発達のためには、温かく安定した環境での養育が望ましく、社会的養護が必要な子どもに対する家庭的な養育環境の整備について、県としても、さらに力を入れて取り組んでいきます。

 

川奈臨海学園の職員の皆様には、引き続き、子ども達の心身の健やかな成長、発達が図られるよう、温かな養育を実践していただき、また、新しい川奈臨海学園が、本県の未来を担う子ども達を育む拠点となるよう願っています。

 

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