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正解:(2)大井川
解説
むかし、旧東海道を旅する人々は島田宿から金谷宿を行くのに、大井川をこえなければならなかった。 しかし、大井川では橋をかけることも、わたし船もみとめられていなかったため、東海道ではわたるのが一番大変な所とされておった。 大井川は川はばが広く、流れも急で、一人でわたるのはきけんだったため、川越人足(*)に助けてもらってわたっておったのじゃ。 川の水がふえ、川越人足でもわたれなくなると、「川どめ」になってしまい旅人は大井川をはさむ島田宿、金谷宿で川がわたれるようになるまで待たなければならなかったのじゃ。 そのため、川どめが長引くと近くの宿も多くの客でにぎわったが、旅人にとってはきけんなだけではなくお金もかかるので、とても大変な所であったのじゃよ。
(*)川越人足:橋のない大河で、人を肩や輦台に乗せて川を渡すことを職業とした人。
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