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ホーム > 組織別情報 > 危機管理部 > 中部地域局 > 中部地域局地域課 > “本物”を見られるのは今だけ!『静岡県埋蔵文化財センター移転一周年記念』

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更新日:平成29年10月17日

“本物”を見られるのは今だけ!『静岡県埋蔵文化財センター移転一周年記念』

初めまして、静岡県に住んで早5年、島田市在中の吉川です。
静岡県中部地域の魅力を「お母さん」の目線で皆様にお伝えすることになりました。”ママライターデビュー”ぜひよろしくお願いします!

 

今回は『静岡県埋蔵文化財センター』で“センター移転一周年記念”の特別公開が行われているということでやってきました。ところで、そもそも“埋蔵文化財”とは?そして『埋蔵文化財センター』とはどんなところなのでしょうか?まずはそこから見ていきたいと思います。

外観

『静岡県埋蔵文化財センター』は、平成28年10月に静岡市駿河区谷田から静岡市清水区蒲原(旧庵原高校)に移転されました。建物も校舎をそのまま利用しています。なんだか懐かしく、親しみやすい雰囲気ですね。

 

今回『埋蔵文化財センター』を案内していただく、調査課普及班長の蔵本さんにお話をうかがいました。

蔵本さん

吉川「“埋蔵文化財”とは何なのでしょうか?」
蔵本さん「“埋蔵文化財”は、地中に埋まっている文化財です。その土地の歴史や文化の情報を得られる、とても大切なものなんですよ。具体的には、土器と石器ですね。木や金属のものも出土しますが、劣化しやすいので土器や石器に比べると少ないんです。」

 

吉川「では、その埋蔵文化財を保管をしているのが『埋蔵文化財センター』なんですね!」
蔵本さん「保管はもちろんですが、遺跡の発掘調査から出土品の修復なども行います。また、体験学習なども行っていますよ。」

 

出土品の保管だけでなく、発掘をしたり修復もしているのは知りませんでした!

 

では、さっそく埋蔵文化財を見に行ってみましょう!

静岡県の歴史が詰まった出土品を見てみよう!

展示室は、時代の流れに沿って展示されています。

土器

こちらは縄文時代の土器たち。『埋蔵文化財センター』では、このように展示品を自由に写真に撮ることができます。

 

銅鐸遠景

“敷地3号銅鐸”

こちらは磐田市で発掘された弥生時代の銅鐸(どうたく)です。通常は劣化を防ぐためレプリカを展示しているのですが、“移転一周年記念”に合わせて、10月27日まで本物を見ることができますよ。

銅鐸近景

幾何学模様がとても綺麗!当時の技術でこんなに綺麗に模様を付けることができるなんてすごいですね。

発掘から保存まで様々な工夫がされた“一周年記念”の展示品

さて、いよいよ“センター移転一周年記念”の特別展示品を見ていきましょう。

こけら経遠景

函南町で発掘された“仁田館遺跡出土こけら経”

 

まずはこちら。“こけら経”とは薄い木の板にお経を書いたもので、写経の一種だそうです。

こけら経近景

室町時代~戦国時代のものですが、字をはっきりと見ることができます。実は、こんなにはっきり見えるのには秘密があるんです。それは…

 

フリーズドライ(真空凍結乾燥)処理です。フリーズドライというと、私はお湯で戻せるお味噌汁をイメージしたのですがみなさんはいかがですか?“こけら経”のように木製のものは、フリーズドライ処理をすることで変色を防ぎ、文字が鮮やかに浮かび上がるのだそうです。

 

 

銅製経筒遠景

 

 

銅製経筒近景

こちらの“堂ヶ谷廃寺・堂ヶ谷経塚出土遺物”は、あの静岡空港の建設前に発掘されました。

 

写真に映っている、銅製の経筒(経典を入れるための筒)これら金属製の出土品は、劣化によりかなりもろくなっているので、地中から取り上げる作業はとても気を使うのだとか。経筒は、骨折治療用のギブスで筒を固定してから取り上げたそうです。


出土品は色々な技術や発掘をする方々の工夫によって、大切に守られているんですね。

埋蔵文化財センターならではの体験!“本物”の土器に触れてみよう!

さて、展示室を見学し終わると“体験学習室”があります。さっそく入ってみましょう。

土器遠景

 

 

入ると、目の前に色々な土器が並んでいて“土器に触れてみよう!”との案内を発見。しかも全部“本物”の土器なんです!ちょっと緊張しますが…そ~っと触れてみました。

 

土器近景

写真の弥生土器はさらさらとした触り心地。弥生時代の人は、この器にご飯を盛って食べていたのかもしれないですね。普段と違うこの感覚に想いを馳せてみるのもよい体験です。

 

ちょっと難しい話が続いてしまったので、視点を変えて。
実は、お話を聞きながらツイツイ気になるものを発見。廊下に銅鐸のペーパークラフトの用紙がありました!自由に持ち帰っていいそうですよ。

ペーパークラフト

 

完成品の例がこちら。

ペーパークラフト完成品

「よくできていますね。」自由に色を塗ったり、オリジナルの絵を書いてもかわいいですね。子どもの工作や自由研究にぴったり!!


“本物”を見るだけでなく、実際に触れるという貴重な体験ができ、教科書で読んだ古代の人たちを、少し身近に想像することができました。

考古学者になりたい気分に。発掘調査の裏側も見ることができます

数々の出土品を体感したところで、今度はその出土品の発掘後に何が行われているか見てみましょう。こちらも実際に見学することができます。

修復作業

出土品は、こちらで修復作業をします。出土品が入ったカゴがずらっと並んでいる中、黙々と作業をしていらっしゃいます。

 

破片

白く書かれたアルファベットや数字は遺跡や出土位置を示した記号なのだそう。土器は破片の状態で見つかることが多いので、パズルのように組み合わせていくとのこと。気の遠くなるような、大変な作業ですね。

 

できる限り元の形にすると、今度は実測です。

実測

まるで土器の設計図のようですね!細部まで丁寧に書かれています。

 

保存設備

こちらは木製品や金属製品の保存処理を行う部屋です。このような設備があるのは、日本でもあまりないそうですよ。


そして、最後に出土品の写真を撮り、“報告書”として資料を作ります。

報告書

この報告書は、国会図書館や県立・市町の図書館などに置かれるそうです。未来に亘りずっと保存される大切な資料なんですね。

 

最後は3階の展望デッキへ!綺麗な富士山が見えるはず…なのですが、今日はあいにくのお天気で見ることができませんでした。
晴れているときは、こんな風に見えるそうです。

富士山

いつ見てもとても綺麗な富士山。古代の人たちの目には、どんな風に富士山が見えていたのでしょうか?

 

実は身近にあった!発掘現場に興味津々?

施設の見学後、特別に発掘現場を見学させていただきました。発掘現場の中まで入って見るのは初めて!

発掘現場

こちらは“尾羽廃寺跡”(おばねはいじあと)。弥生時代から古墳時代の溝や土器が見つかっているそうです。
発掘現場は、国道一号のすぐ横にありました。普段私たちが生活しているすぐそばにも、古代の人たちが生活していた痕跡がまだまだあるんですね!

 

発掘調査は野外なので、雨や風といった天候や、気温による作業員の体調管理など自然との闘いだそう。身体的にも大変な発掘調査ですが、その魅力とは何でしょうか?蔵本さんにうかがいました。

蔵本さん

蔵本さん「発掘調査は一度きりのものなので、ある意味すべてが新発見です。そして、昔の人と同じ場所に立ち、同じ物に触れていると当時の人々を身近に感じることができます。また、考古学は文献資料にはあまり出てこない、一般の人々の様子がわかることも魅力だと思います。」

 

吉川「蔵本さんは、昔の一般の人たちの生活や様子も、とても大切に考えていらっしゃるんですね。」
蔵本さん「新聞に載るような大発見ではなくても、地域の歴史としてとても大事なものだと思います。皆さんの足元にも、いろいろな情報が眠っていることを知ってほしいですね。」

 

もし近くで発掘現場を見かけたら、どんな発掘をしているか、声を掛けてみると、普段何気なく通り過ぎている場所も、また違った風景に見えてくるかもしれません。(団体での見学をご希望の場合は、事前にお問い合わせください。)

古代の人たちが使っていた“本物”の埋蔵文化財を見て…

今回は、埋蔵文化財とはなんだろう?というところからはじまり、いろいろな角度から埋蔵文化財を見ていきました。
取材をしていく中で、私たちが日々色々な想いをもって生活しているように古代の人たちも色々な想いをもって生活をしていて、その想いが先人の知恵や文化として伝わり、今の私たちの生活があるんだと感じました。埋蔵文化財は、古代の人たちの想いを伝える大切なものなんですね。

 

“センター移転一周年記念”の特別公開は、普段は一般公開されていないものばかり。この機会に、古代の人たちの想いに触れてみてはいかがでしょうか?

 


“センター移転一周年記念特別公開”
10月2日(月曜日)~10月27日(金曜日)まで公開(21日(土曜日)は開館)

 

『静岡県埋蔵文化財センター』
開館時間:平日の9時30分~16時30分※偶数月の第三土曜日は開館
見学料:無料
住所:静岡市清水区蒲原5300-5
電話:054-385-5500
http://www.smaibun.jp/
(外部サイトへリンク)

アクセス

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お問い合わせ

危機管理部中部地域局 

〒426-0075 藤枝市瀬戸新屋362-1 藤枝総合庁舎2階 

電話番号:054-644-9102  

ファックス番号:054-645-1152

メール:chubu-chiiki@pref.shizuoka.lg.jp

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