ホーム > 教育・文化 > 文化・スポーツ・観光 > スポーツ・文化観光部文化局文化政策課 > ふじのくに芸術祭2017(第57回静岡県芸術祭) > 美術部門
ここから本文です。
入賞・入選作品による美術展は10月14日(土曜日)から10月22日(日曜日)14時00分までクリエート浜松にて開催!ぜひ御来場ください。
ふじのくに芸術祭2017(第57回静岡県芸術祭)美術部門美術展の入賞作品が決定しました。詳細は次のとおりです。
応募総数299点
入賞数40点
入選数(入賞除く)142点
展示総数(招待作品2点を含む)184点
審査員(順不同、敬称略):田中晴久(審査員長、前目黒区美術館館長)、三谷理華(静岡県立美術館学芸課長)、かしまかずお(洋画)、茅野吉孝(洋画)、那須勝哉(日本画)、宮川としえ(工芸・デザイン)、山瀬晋吾(彫刻・造形)
結果はこちら(PDF:335KB)を御覧ください。
審査員長田中晴久先生の総評です。
芸術祭美術部門の審査は毎年楽しみにしている。新しい作品に出会える嬉しさや、常連さんが今回は少し変った表現をしてきたななど、美術館でやる古美術や有名作家の展覧会とは一味違った点が楽しい。 今年も例年と同程度の作品数が出品され、入選作は比較的スムーズに決った。入選率は昨年と同じだった。入賞については、例年になく審査員の票が割れた。これは傑出した作品、強く訴える作品が少なかったためもある。芸術祭賞は分野に関係なく選び、油彩2点、日本画1点、工芸1点となった。いずれもしっかりした技術の上に、まとまりもあり、比較的楽に決った。後援者賞については、ジャンル別ということもあり、油彩、水彩は競争率が高く、他のジャンルとのレベル差も感じられた。 今後の問題点として、彫刻と造形は合せて15点の出品で、その中で後援者賞を2つ選ばなければならないということだ。次年度からはこれを1つにまとめ、水彩画を純粋な水彩画とアクリル画に分けてはどうかと提案したい。 |
栄えある芸術祭賞には次の4作品が選ばれました。
1作品目は古永敏子さん(藤枝市)の油彩画「生命彷徨う」です。
かしま審査員の作品評です。「変容する生命の象徴として蝶は、業火の中に身を投ずる。リアルな2頭の蝶と画面に数多く描かれた陽炎のごとき蝶は生と死の厳しい均衡だ。画面下の倒木は次世代を宿す床。彷徨する命だが生まれ変わりの願望を感じた。」
2作品目は鈴木島根さん(沼津市)の油彩画「港一隅」です。
三谷審査員の作品評です。「目の前に迫りくるかの近景から彼方に霞む山並みの遠景までを、ひとつの絵画空間に破綻なくまとめた。手前のロープの緻密な描き方や遠景の大気の描写の繊細さは、作者の技量のみならず油彩表現の可能性をも感じさせる。」
3作品目は中島好さん(浜松市天竜区)の日本画「歴日」です。
那須審査員の作品評です。「大きな柱・絵の奥行きが深々と伝って来る大きな木組みがすべてを語り奥へ奥へといざなう……。脇からそっと入り込みたい気持がして中へ中へと気持が……。」
4作品目は鈴木英世さん(富士市)の立体工芸「舞上がる木葉」です。
田中審査員長の作品評です。「異なった色や木目の木片を結ぎ合わせ2cm程度の平板にし、それを20段近く重ねた上で接着している。後にそれを内刳りし、外側を成型する。形も整い、寄木細工風の各木片の模様が渦を巻くように上昇し、軽さを感じさせている。」
広く県民から美術作品を公募し、審査後、入賞・入選作品を展示し、入賞作品を
作品集に掲載します。入場無料。
【募集期間】6月19日(月曜日)~9月6日(水曜日)
【展覧会】10月14日(土曜日)~22日(日曜日)9時30分~17時00分
初日は10時から開始式、最終日は14時まで
【会場】クリエート浜松ギャラリー31~35
【作品搬入日】10月9日(月曜日・祝日)11時~16時業者は指定時間
【作品搬出日】業者は指定時間
<選外作品個人>10月14日(土曜日)又は15日(日曜日)14時~16時
<入選作品個人>10月22日(日曜日)14時30分~16時
お問い合わせ
スポーツ・文化観光部文化局文化政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2254
ファックス番号:054-221-2827
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください