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ホーム > 教育・文化 > 文化・スポーツ・観光 > 文化・観光部 文化局 富士山世界遺産課 > 富士山ー信仰の対象と芸術の源泉 > 富士山世界遺産課/過去のニュース&トピックス > ニュース&トピックス(H23~26) > 「富士の国」づくりに向けて

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更新日:平成28年3月17日

「富士の国」づくりに向けて

 

「富士の国」づくりに向けて

 

日本人は、いにしえより、富士山を仰ぎ見て畏敬の念に打たれ、信仰心を培い、芸術的な霊感を得てきた。人々はまた、郷土の自慢の山を富士山に見立て、例えば「津軽富士」「薩摩富士」などと名付けたが、そのような「ふるさと富士」は現在、北海道から沖縄まで、全国津々浦々に、四百座あまりもある。まことに日本は「富士の国」である。

富士山は日本の国土の象徴である。平成25年夏、富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」として「世界文化遺産」に登録され、人類が共有するべき世界の宝となった。それはまさに霊峰の発する文化力のなせる賜物である。

東西両洋の文明を受容してきた日本は、いまや、その地の利をえて、津々浦々の人々が相和し、これまでのように東京中心ではなく、これからは、国土のシンボルである富士山を基礎にすえた、新しい国づくりに乗りだすべき天の時を迎えている。

我々は、気品のある富士山の姿に恥じることのない人をつくり、地域をつくることをとおして、「富士の国」を自覚的に建設しようと思う。

 

本旨

士の国」の基礎は霊峰それ自体である。「富士」の「富」は物の豊かさを、「士」は心の豊かな徳のある人格者を意味しており、その字義をふまえ、我々は物の豊かさと心の豊かさの調和した国をめざして「富国有徳」をもって理念とする。

富士山は裾野が広大で、山容が「八」の字に似て末広がりであることにあやかり、以下の八カ条をもって「富士の国」づくりの行動規範とする。

 

一、富士山は活火山であり、それを制御する力は人間にはない。我々は人間業をこえる自然に対して常に畏敬の念を忘れない。

二、富士山は噴火を重ねてきた。天変地異は世の常であり、天災は忘れたころにやってくる。我々は常に危機管理を優先する。

三、富士山は四六億年の歴史をもつ地球の造山活動の傑作であり、類い稀なる美しい山容をもった「永遠の芸術」ともいうべき存在である。我々は自然環境、生活環境、心の持ちようにおいて、清らかな美しさを重んじる。

四、富士山の姿は調和している。だれが、いつ、どこから仰いでも最高であり、すべての人の目標・理想・志・夢を包みこむ。富士山は各人各様の「それぞれの富士」の大いなる和である。「大和」を訓読みすれば「やまと」すなわち日本である。我々は、聖徳太子の十七条の憲法以来の伝統を引き継ぎ、「和」を尊ぶ。

五、富士山は春・夏・秋・冬で表情を変える。春は霞に包まれ、夏は登山者を容れ、秋の訪れを初冠雪で知らせ、冬は白雪に抱かれて神々しい姿となる。我々は四季の変化に鋭敏な感性を涵養する。

六、富士山は「日出ずる国」日本のシンボルにふさわしく、日本列島で最初に朝の光をその山頂で受けとめる。富士の白雪は陽光に溶けて清冽な水となり、水と陽光とは相まって生命をはぐくみ、大地に多彩で豊かな実りをもたらす。我々は自然の恵みに感謝し、その産物を無駄にしないように大切にいただく。

七、富士山は「富士」のほか「不二」「不死」「不尽」「福慈」などと表記されてきた。1.「不二」とは「オンリーワン」である。生きとし生けるもの、何ひとつ同じものはない。我々は人のみならず、すべての存在をかけがえのないものとして大切にする。2.「不死」には不老長寿の願いが込められている。それゆえ、各人が健康を保持して寿命を全うするようにつとめる。3.「不尽」は無尽蔵と永遠性を意味しており、人智を超えたSomethingGreatの存在を認め、謙虚さを失わない。4.「福慈」は幸せで思いやりにあふれていることであり、だれもが幸福に暮らせるように心を砕く。

八、「富士の国」づくりは、相応の学問に基礎づけられなければならない。奈良時代前後からの日本は、外来の学問「仏教」を基礎に鎮護国家をめざした。江戸時代の日本は、外来の学問「儒学(特に朱子学)」を基礎に徳治国家をめざした。明治以降の日本は、外来の学問「洋学」を基礎に西洋流の富国強兵国家をめざしてきた。このように、新しい国づくりには、相応の学問がいる。日本は東西両洋の学問の恩恵を享受し、それらを自家薬籠中のものにしてきた。その精華を活かし、これからの学問は国際的、学際的、総合的でなければならない。同時に、各人の地域に根ざした身土不二の学問でなければならない。富士山が人類の宝であることに照らし、地球を視野にいれつつ、地域に根差したグローバルな日本学が「富士の国」づくりの基礎になるであろう。

 

我々は、富士山の環境保全に努めることはもとより、富士山が国土のシンボルであることに鑑み、国土全体の環境保全につとめ、未来の世代に美しい国土を継承していこうと思う。そして、物心ともに豊かな人々の住む、美しく品格ある地域づくりにつとめ、各地域が長所を発揮しつつも、あらそわず、地域の多様性が相和す「富士の国」を建設しようと思う。

我々は改めて、富士山が世界遺産となった慶事を寿ぎ、「富士の国」の国民としての自覚をもって、霊峰の発する価値から導き出された行動規範に則り、地球環境の保全と世界の平和に貢献することを、ここに誓う。

平成26年2月23日(富士山の日)

富士の国」づくり推進会議

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要旨版はこちら(PDF:77KB)

 

 

 

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お問い合わせ

文化・観光部文化局富士山世界遺産課

〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3747

ファックス番号:054-221-3757

メール:sekai@pref.shizuoka.lg.jp

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