県議会開会日の提案説明
平成13年6月県議会定例会知事提案説明要旨

(3) 開かれた県政の推進

 次に、開かれた県政の推進についてであります。

 県民参加による開かれた県政を推進していくためには、情報の公開が不可欠であると考え、私は、公文書開示制度と情報提供施策との両面から情報公開を推進してまいりました。昨年10月には、手数料の廃止や簡易開示制度などを取り入れた条例改正を行い、公文書開示制度を更に県民に利用しやすいものとしたところであります。この結果、請求件数は、前年同時期に比べ、約4割の増となっております。

 また、県自らが積極的に情報提供を行うため、事務事業調書をはじめ3万冊の各種資料を公開するとともに、県ホームページでは1万5千ページに及ぶ情報提供も実施しております。また、今月からは、公共事業の実施予定箇所も公表したところであり、このようなインターネットを通じた先進的な情報公開について、各般から高い評価をいただいております。

 さらに、公共事業の実施に当たり計画段階から住民参加による計画づくりを進めるための制度の導入を図ってまいります。また、本県では、業務棚卸表などを通じ、政策形成過程における情報公開に関し積極的な取組を行っておりますが、今後、予算編成や総合計画策定過程などの更なる情報公開を進めるなど、県民総参加による開かれた県政をより一層推進してまいりたいと考えております。


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