(3)狂牛病対策 次に、牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病の対策についてであります。 9月12日の我が国で初めての狂牛病の発生は、県民をはじめ牛肉の生産から流通に関わる業界に、大きな不安と衝撃を与えました。 県といたしましては、「静岡県牛海綿状脳症対策連絡調整会議」を設置し、10月18日から県内食肉センターに搬入される全ての牛を対象とした食肉検査を実施するとともに、家畜検査の体制整備、県内産牛肉の安全性のPR、消費者等への的確な情報提供等を行うほか、去る11月7日、専決処分により、牛生産者への経営支援として大家畜経営維持資金への利子補給制度を創設したところであります。 なお、11月21日の北海道に次いで、12月2日には群馬県の農場で国内3頭目の狂牛病が発生いたしました。現在、国を中心として感染原因の解明などを進めているところでありますが、本県におきましても、引き続き、県産牛肉の安全確保の徹底と県民不安の解消に努めてまいります。 |