県議会開会日の提案説明
平成14年2月県議会定例会知事提案説明要旨

《イ 魅力ある"しずおか"の創造》

 重点施策の第二は、「魅力ある"しずおか"の創造」であります。


(夢に挑戦できる、人づくり)

 はじめに、「夢に挑戦できる、人づくり」についてであります。


<人づくり推進員>

 本県におきましては、「人づくり百年の計委員会」の提言や「魅力ある教育づくり21世紀初頭プラン」等を踏まえ、県づくりの上で最も重要な課題である「人づくり」の推進に努めております。

 平成14年度におきましても、人づくり推進員を派遣し、小学校区単位で、公民館や学校の余裕教室を活用しながら、子どもの読書習慣づくりや子育てサロンの開催など、幅広い人づくり活動を展開するための新たな地域コミュニティである「地域教育推進協議会」の設置を支援するなど、地域主体の「人づくりけんみん運動」の推進に努めてまいります。


<教育の充実>

 また、公立小学校1年生の多人数学級を有する学校に配置する非常勤講師を164名に増員し、基本的な生活習慣指導を含めたきめ細かな指導の充実を図りますとともに、新たに、すべての県立学校に教員を支援する社会人を教員補助員として配置し、学校教育の一層の活性化や児童・生徒一人ひとりに目の行き届いた教育を実現してまいります。このほか、生徒及び社会のニーズを踏まえ、平成14年度から浜松西高等学校及び川根地区、平成15年度から清水南高等学校において、中高一貫教育を実施してまいりたいと考えております。

 さらに、養護学校の適正配置や高等部教育の充実等を図るため、本年4月に伊東城ケ崎高等学校の余裕教室を活用して、東部養護学校伊東分校の高等部を開設するとともに、重度障害児に対する医療的ケアを行うための非常勤看護婦9人を配置するなど、養護教育の一層の充実を図ってまいります。


<青少年の育成>

 また、次代を担う青少年が、心豊かでたくましく成長していくことは、県民すべての願いでありますことから、地域で活躍する青少年を育成するために、地域はもとより、国際社会にも貢献できる青少年リーダー養成事業を引き続き実施してまいります。


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