県議会開会日の提案説明
平成14年6月県議会定例会知事提案説明要旨

(11)地域産業の振興

 次に、地域産業の振興についてであります。

 デフレ経済の進行やグローバル化など、経済環境が大きく変化している状況の中、地域経済を支える産業の活性化をより一層進めて行くためには、産業の高度化や高付加価値化が重要であります。こうした中、4月に、文部科学省の知的クラスター創成事業の実施地域として、浜松地域が内定いたしましたことは、光関連技術をはじめとする地域の技術開発力や起業化の能力が高く評価されたものと考えております。県といたしましては、産学官の連携の下に、最先端の光関連技術の研究成果を、広く地域に技術移転し、次代を担うリーディング産業が県内に集積されるように努めてまいります。

 また、財団法人しずおか産業創造機構におきましては、基本財産を活用し、新事業に向けた研究開発への助成やベンチャー企業に対する直接投資などの新たな産業育成策を設けたところであり、これらの施策を通じて、独創性のある元気な産業づくりを目指してまいります。


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