【3. 当面する県政の課題】
(1)米国訪問
次に、9月3日から8日まで、米国を訪問してまいりました。
今回の訪問の主目的である危機管理の問題につきましては、連邦危機管理庁(FEMA)を訪問するとともに、カリフォルニア州危機管理庁との間で情報交換や人事交流を促進するための交流協定を調印してまいりました。この協定に基づいて、早速、来年4月から職員を派遣することを決定しました。
また、ラスベガスでは、カジノと地域振興のあり方について、専門のコンサルタントから説明を受けることが出来ました。コンベンションの誘致やショッピングモールの整備を中心とする小売業の充実など、地域振興対策等が総合的に進められ、大いに発展している実情をつぶさに伺い、かつ、その一端を視察することができ、本県の観光振興、地域振興に大変参考になったところであります。
(2)市町村合併
次に、市町村合併についてであります。
静岡市と清水市の合併につきましては、去る9月9日に、総務大臣の告示があり、最終的に合併の手続が完了したところであります。
新市は、平成15年4月に中核市として誕生し、2年以内を目途に政令指定都市となることが見込まれております。
一方、平成17年3月の合併特例法の期限を視野に入れて、磐南5市町村をはじめ県内各地域において、合併に向けた様々な取組がなされております。
県といたしましても、こうした取組がさらに進むことを期待するとともに、必要な支援をしてまいりたいと考えております。