県議会開会日の提案説明
平成14年9月県議会定例会知事提案説明要旨

(9)日露文化交流「ロシアの舞台芸術」

 次に、日露文化交流「ロシアの舞台芸術」についてであります。

 今年度からスタートする日露文化交流「ロシアの舞台芸術」が、文化庁の強い要請に基づき、財団法人静岡県舞台芸術センターにより開催されることとなりました。

 これは、昨年モスクワで開催された「第3回シアター・オリンピックス」の際、静岡県舞台芸術センターの鈴木忠志芸術総監督がロシアのプーチン大統領と会談したことが契機となっております。

 ロシアから、ボリショイ劇場など、総勢300人からなるロシアを代表するバレエ団や演劇団体が来静し、11月9日から12月28日までの期間、グランシップの中ホールや芸術劇場において公演を行います。

 また、11月9日のオープニングには、ロシアのミハイル・シュヴィトコイ文化大臣ほか政府関係者が来静される予定であります。

 このように、本県において国家間の国際文化交流が実施されるのも、舞台芸術の活動拠点を整備し、財団法人静岡県舞台芸術センターの活動を支援することにより舞台芸術を振興し、本県情報を国内外に発信してきたことの成果の一つであると受けとめております。

 

(10)がんセンター

 次に、がんセンターについてであります。

 8月28日、県立静岡がんセンター開院式が、ェ仁(ともひと)親王殿下、信子(のぶこ)妃殿下の御臨席をいただく中で、滞りなく挙行することができましたことは、県議会をはじめ、多くの県民の皆様と関係各位の御支援、御協力の賜物と、深く感謝申し上げます。

 また、9月6日から診療を開始し、初日には87人の患者が受診され、その後も順調に推移しており、静岡県として、がんの制圧に向けて、新たな一歩を踏み出すことが出来たものと考えております。

 今後、地方公営企業法の全部適用のもとで経営に留意しながら、がんの高度専門医療機関として、21世紀の最新の医療を県民の皆様に提供いたしますとともに、地域の健康関連産業の振興にも寄与出来るよう育ててまいりたいと考えております。


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