県議会開会日の提案説明
平成14年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【4.9月補正予算】

 続きまして、9月補正予算についてであります。


(1)総括概要、規模

 本年度は、当初予算において、従来の事業別予算から目的指向型予算へと転換し、機動的な対応ができる予算としたことなどから、9月補正予算につきましては、非常に限定的なものといたしました。

 一般会計補正予算の規模は、97億1,500万円で、これを加えました本年度予算の累計額は、1兆2,017億1,500万円となり、9月補正予算としては、昭和50年度以来27年ぶりに、100億円を下回る小規模なものとなっております。


(2)歳出予算の概要

 以下、歳出予算の主な内容を御説明いたします。

 今回の補正予算は、当初予算後の事情変化により、緊急に必要となった事業のみに限定的に取り組みました。

 具体的には、公共施設の耐震化などに積極的に取り組む市町村に対する助成枠の拡大や、地震防災対策や交通安全対策に限定しての県単独生活環境整備事業の増額、中小企業向制度融資の融資枠の拡大、離職者等再生支援資金の創設など、緊急の課題に対応するほか、法人二税の中間納付にかかる還付金の増加に伴う県税還付金などの義務的経費及び国庫補助金の受け入れのための経費の補正を行うものであります。


(3)財源内訳

 なお、これらの経費を賄う財源としましては、昨年度の決算において、取崩しを中止して確保した県債管理基金を活用するなど、財政の健全化を考慮して、県債を活用しないで対応することといたしました。


(4)特別会計予算

 次に、特別会計の補正につきましては、1会計で、総額1億7,700万円であります。


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