県議会開会日の提案説明
平成14年12月県議会定例会知事提案説明要旨

【6.監査結果への対応】

 最後に、資金前渡による経費に関する監査結果への対応についてであります。

 静岡財務事務所の業務上横領事件を受けて実施した監査の結果、下田、熱海及び静岡財務事務所において不適切な公金の取扱いが明らかになりました。

 県政を預かる知事として、その責任を痛感するとともに、県政に対する県民の信頼を損ねたことに対しまして、私を含む三役の給料を減額する条例を今議会に上程したところであります。

 今回、確認された現金等につきましては、既に県歳入とする処理を行ったところであり、いわゆる事務所運営費として平成9年度以降に支出されたものにつきましても、支出内容等の確認調査を進め、その一部については関係する職員が県へ返還することとしております。

 また、資金前渡による支払方法の厳格化など財務規則の改正とその取扱いの見直し、郵券購入の集約化など事務処理方法の改善を速やかに進めるとともに、会計事務職員の資質向上を図る研修の充実をはじめ、職員倫理の徹底を図るなど、県政に対する県民の信頼回復に全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。

 以上で私の説明を終わりますが、適切なる御議決をお願いする次第であります。


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