県議会開会日の提案説明
平成15年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.前文】

 平成15年度当初予算案並びにその他の議案を提出するに当たり、その概要を御説明申し上げますとともに、当面する県政の課題について、所信の一端を申し述べたいと存じます。

 

【2.経済動向 】

 はじめに、経済動向についてであります。

 我が国経済は、企業収益は改善してきており、設備投資は下げ止まりつつあるなど、景気は、引き続き一部に持ち直しの動きが見られるものの、雇用情勢は、失業率が高水準で推移し、個人消費も横ばいで推移するなど、弱含みであるとされております。

 県内経済につきましても、生産は全体として持ち直しているなど景気はおおむね横ばいとなっておりますが、個人消費は一部に明るい動きがあるものの低調であり、雇用情勢も有効求人倍率が引き続き低水準で推移するなど、依然として厳しい状況にあります。

 こうした中、政府におきましては、先に議決された平成14年度補正予算と平成15年度予算を一体として切れ目なく運用することとし、構造改革を更に加速することにより、民間需要主導の持続的な経済成長の実現を目指すこととしております。

 県といたしましても、国の補正予算に呼応した平成14年度2月補正予算に加え、平成15年度当初予算においても、景気対策をはじめとして、雇用対策、中小企業支援などを一体として推進し、雇用の維持、安定を図ってまいります。


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