県議会開会日の提案説明
平成15年2月県議会定例会知事提案説明要旨

キ 多彩な自己実現の機会づくり
(“多彩な自己実現”の機会づくり)

 第7は、「多彩な自己実現の機会づくり」であります。

 <魅力ある芸術文化づくりの推進>

 はじめに、魅力ある芸術文化づくりの推進についてであります。

 「ロシアの舞台芸術」につきましては、ロシアを代表するバレエや演劇を多くの県民の皆様に鑑賞していただくことを通じて、日露両国の文化交流の促進に寄与できたものと考えております。「ロシアにおける日本文化フェスティバル2003」が開催される本年6月には、モスクワ国際演劇協会とSPACの共催により、モスクワで「日本の舞台芸術」が開催され、我が国を代表する舞台芸術として歌舞伎、能、現代演劇などが上演される予定となっております。

 「国際オペラコンクールin SHIZUOKA」につきましては、第4回コンクール及び第2回県民オペラ開催に向けた準備を始めるとともに、当コンクールのレベルを更に高めるため、「国際音楽コンクール世界連盟」へ加盟することといたしました。

 また、伊豆文学フェスティバルにつきましては、日本の優れた文学を英語と韓国語に翻訳する「第4回しずおか世界翻訳コンクール」の審査及び表彰式を行うとともに、第5回コンクールの募集を開始いたします。

 <魅力あるスポーツ文化づくりの推進>

 次に、魅力あるスポーツ文化づくりの推進についてであります。

 ワールドカップ関連事業といたしまして、多くの県民の皆様に、感動と興奮をもたらしたワールドカップ静岡開催を記念して、本年の6月にエコパスタジアムにおいて一周年記念イベントを行うとともに、8月には第4回静岡世界少年サッカー大会を開催することとしております。

 また、JAWOCからの返還金相当額を財源として、サッカーをはじめとしたスポーツの国際大会等を開催する場合の経費に充当するため、「ワールドカップ開催記念基金」を新たに設置いたします。

 次に、「NEWW!!わかふじ国体」及び「第3回全国障害者スポーツ大会(わかふじ大会)」についてであります。

 いよいよ両大会開催の年を迎え、開催までの間、本年4月には大会実施本部を設置するほか、大会関係者の宿舎確保と割振り、来場者の輸送体制の確立、式典練習会の実施、開閉会式会場の仮設施設や会場装飾の設置など、大会本番の運営を見据えた準備業務を鋭意進めてまいります。

 「NEW!!わかふじ国体」におきましては、男女総合優勝を目指し、引き続き選手強化に重点をおいて競技力の向上を図ってまいりたいと考えております。

 この国体を一つの契機として、各競技種目にわたって高い競技力を備えるとともに、多くの県民がそれぞれの体力や年齢、目的等に応じて、主体的・継続的にスポーツに親しむことができる「スポーツ王国しずおか」を構築してまいりたいと考えております。

 また、全国障害者スポーツ大会につきましては、本年5月にリハーサル大会を実施することとしており、現在、その準備を進めているところであります。


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