県議会開会日の提案説明
平成15年6月県議会定例会知事提案説明要旨

(14)健康福祉施策

 次に、健康福祉施策についてであります。


ア SARS対策

 まず、重症急性呼吸器症候群(SARS)につきましては、世界で多数の患者や死亡者が報告され、過日、外国人医師が日本旅行した後にSARSで入院したことは、多くの県民の皆様に不安を与えたところです。

 本県では、4月初めより、患者発生時における健康福祉センター等の一元的管理による連絡体制の整備、県民の皆様や医療関係者への情報提供などを行い、4月末にはSARSに関する県の行動計画の暫定版を発表いたしました。

 さらに、SARS対策を迅速、的確に講じるため、5月には関係部局による静岡県重症急性呼吸器症候群(SARS)問題対策本部を設置したところです。

 また、県民の皆様に正確でわかりやすい情報を提供するため「県民だより」の号外を発行し、各健康福祉センター等の相談窓口を通じて的確な情報を提供するほか、医療関係者への感染防止対策等の研修会を開催するなど、不安の解消に努めるとともに、対策に万全を期してまいります。

 

イ 高齢者保健福祉対策

 次に、高齢者保健福祉対策につきましては、本年3月に今後5年間の本県における施策の方向を示す「第3次ふじのくに高齢者プラン21」を策定いたしました。

 今後、この計画に基づき、高齢者の健康づくり、自立生活支援や生きがい対策など"元気"高齢者施策に重点的に取り組んでいくとともに、介護サービスの一層の充実と提供基盤の整備、質の高いサービスの確保を図ってまいります。


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